
債務整理を相談する弁護士・司法書士は、費用の安さや実績だけで決めるとミスマッチが起きやすいです。
このページでは、編集部アンケート(債務整理経験者1,024人)で重視されやすかった観点をもとに、失敗しない相談先を選ぶ6つのチェックポイントと、無料相談で確認すべき質問・注意点を整理しました。
なお本記事の6つの視点は、編集部調査(債務整理経験者1,024人)で重視されやすかった観点をもとに整理しています。→調査結果
- 弁護士と司法書士、どっちに相談すべきかの目安
- 失敗しない相談先を選ぶ6つの視点(チェックリスト)
- 無料相談で使える質問テンプレ(総額・追加費用・担当体制など)
- 契約前に確認したいことと、避けたい要注意サイン
- 迷ったときの絞り込み3ステップ
※本ページは一般的な選び方(チェック方法)の整理です。ランキングの評価基準は、末尾の注記で説明します。
まず押さえる|弁護士と司法書士、どっちに相談すべき?
結論から言うと、最初は「弁護士か司法書士か」を決め切れなくても大丈夫です。大事なのは、あなたの状況に合う相談先かどうかを、相談時の説明と見積で判断することです。
目安は「対応できる範囲」と「借金額」(迷ったら比較相談)
一般に、弁護士と司法書士では対応できる範囲が異なります。また、手続き(任意整理・自己破産・個人再生)や借入状況によって、相談のしやすさも変わります。
迷う場合は、次の考え方が現実的です。
- まずは無料相談で「あなたの状況だと何が最適か」を聞く
- 可能なら2〜3件で比較相談し、説明の納得感と見積で決める
ポイントは「誰が担当し、何をして、総額いくらか」が明確になることです。資格の肩書きより、説明と書面がきちんとしているかを優先してください。
任意整理・自己破産・個人再生で“向きやすい相談先”は変わる(種類比較へ)
債務整理は手続きごとに必要な判断が異なり、同じ借金でも最適解が変わります。そのため、相談先を決める前に「4種類の違い」を軽く把握しておくと、相談がスムーズになります。
失敗しない相談先を選ぶ6つの視点(一覧)

相談先選びで大事なのは「ここなら安心して任せられる」と判断できる材料が揃うことです。まずは、次の6視点をチェックリストとして押さえましょう。
6視点チェックリスト(最初にここだけ見てもOK)
- 取扱実績が十分にあるか
- 費用体系が明確で、総額がわかるか
- 相談対応が丁寧で安心できるか
- 体験談・口コミを参考情報として確認できるか
- 説明に透明性があり、押し付けがないか
- 分割払いや柔軟な支払い対応があるか
このあと各視点ごとに「確認ポイント」と「相談時の聞き方」を具体化します。
① 取扱実績が十分にあるか

※本図は「最も大切」「2番目に大切」の回答結果(上位項目)です。
編集部アンケート(債務整理経験者1,024人)では、相談先選びで「解決能力・経験値」を重視する回答が最も多くなりました。
※本図は「最も大切」「2番目に大切」の回答結果(上位項目)です。
債務整理は、任意整理・自己破産・個人再生など手続きごとに論点が違い、債権者の種類や生活状況でも難易度が変わります。
だからこそ「債務整理を継続的に扱っている専門家か」は重要です。
公式サイトで見るポイント(取扱分野・対応手続き・解説の具体性)
まずは公式サイトで、次を確認します。
- 債務整理が主要な取扱分野として明記されているか
- 任意整理・自己破産・個人再生など、対応できる手続きが整理されているか
- 手続きの流れ、期間、必要書類、注意点などの説明が具体的か
「抽象的な宣伝だけ」より、具体的な手続き説明がある方が、運用体制が整っている傾向があります。
件数が未公開でも確認できる「代替サイン」
実績件数や年数が未公開でも、それだけで避ける必要はありません。ただし、次のような“代替サイン”が見えるかはチェックしておくと安心です。
- 相談の流れ(問い合わせから受任後まで)が明確
- 費用の内訳や総コストが整理されている
- よくある質問で、デメリットや注意点にも触れている
- 「対応エリア」「対応時間」など運用情報が具体的
相談では「あなたのケースだと、どの種類・手続きが現実的か」「見通しはどうか」を聞き、回答が具体的かで判断しましょう。
② 費用体系が明確で、総額がわかるか
費用を抑えたいのは自然です。
ただし、安さだけで決めると「思ったより総額が高かった」「追加費用が発生した」などのズレが起きやすくなります。
「◯円〜」表記だけで判断しない
公式サイトが「◯万円〜」と下限だけの表記の場合、最終的な総額が想像しにくいです。大事なのは、あなたの状況での総額と、その内訳が説明できることです。
- どこまでが固定費用で、どこからが変動費用か
- 債権者数や借入状況で費用が増える条件は何か
- 追加費用がある場合、どのタイミングで発生するのか
無料相談で必ず聞く質問テンプレ(総額/内訳/追加費用)
相談時は、遠慮せず具体的に聞くのが失敗回避につながります。
- 私のケースだと総額はいくらになりますか?(目安でもOK)
- その金額に含まれるものは何ですか?(着手金/報酬/減額報酬/実費など)
- 追加費用が発生する可能性はありますか?(ある場合、条件は?)
- 債権者が増えた場合、費用はどう変わりますか?
- 分割払いの場合、月々いくらが目安ですか?
- いつから支払い開始ですか?
「総額が明確で、内訳が説明できて、そのうえで費用負担に無理がない」この条件を満たす相談先は、費用面のミスマッチが起きにくいです。
③ 相談対応が丁寧で安心できるか
債務整理は、家計状況や借金の経緯など、デリケートな情報を共有します。そのため「話しやすさ」と「説明の納得感」は、実務的にも重要です。
専門用語をかみ砕いて説明できるか
初回相談で、次が満たされるかを確認しましょう。
- 質問に対して結論から答えてくれる
- 専門用語をかみ砕いて説明してくれる
- 重要な注意点(デメリット)も隠さず話してくれる
- こちらの事情(収入・家族・仕事)を前提に提案してくれる
「わからないまま話が進む」状態は避けた方が安全です。
連絡手段・担当者・レスポンス
実際の手続きは、やり取りの積み重ねです。運用面も確認しておくとストレスが減ります。
- 主な連絡手段(電話・メール・LINEなど)
- 誰が担当するか(担当者固定か、分業か)
- 返信の目安(何日程度で返ってくるか)
- 郵送物の有無や、配慮できる範囲
「生活に合う運用」かどうかは、長期の手続きをスムーズにします。
④ 体験談・口コミを“参考情報”として確認できるか
体験談や口コミは、公式情報だけでは見えにくい点(対応の雰囲気、説明の分かりやすさ)を知る手がかりになります。
ただし、口コミは主観が強く、状況の違いで評価が割れます。
なお編集部調査(債務整理経験者1,024人)でも、事前に知りたい情報として「過去利用者からの口コミ」を挙げる回答が一定数ありました。
見るべきは「具体性」と「傾向」
参考にするなら、次を意識するとブレにくいです。
- 具体的な内容が書かれているか(費用の説明、対応の流れなど)
- 1件の極端な評価ではなく、複数の投稿で傾向を見る
- 良い点と悪い点の両方が書かれているか
「内容が薄い絶賛」や「事情がわからない強い批判」は、材料としての重みを下げて扱うのが安全です。
匿名掲示板・知恵袋などは“材料の一部”、鵜呑みにしない
匿名掲示板やQ&Aは、現場の温度感が出る一方、誤解や偏りも混ざります。
見るなら「断定を信じる」のではなく「比較材料のひとつ」として扱い、最終的には相談時の説明と書面で判断しましょう。
⑤ 説明に透明性があり、押し付けがないか
信頼できる相談先かどうかは、説明の透明性でかなり見分けられます。
デメリットや注意点も説明しているか
次の説明があるかを確認してください。
- 手続きの流れ、期間、見通し(何が起きるか)
- メリットだけでなく、デメリットや注意点
- 生活への影響(例:家計管理の注意点)
- 代替案がある場合の比較(なぜそれが適切か)
良い話しか出てこない場合は、理解が追いつかないまま進むリスクがあります。
契約を急がせる/質問を嫌がる場合は要注意
無料相談の場で、次の傾向がある場合は慎重に判断しましょう。
- 今日中に決めるよう迫る
- 質問を嫌がる、話を遮る
- 総額や内訳の説明が曖昧なまま進める
- 書面を出さず、口頭で進めようとする
「納得して決める」余白がある相談先のほうが、結果として失敗しにくいです。
⑥ 分割払いなど支払いの柔軟性があるか
債務整理を検討している状況では、まとまった費用を一度に支払うのが難しいことが多いです。そのため、支払い方法の柔軟性は非常に重要です。
無理のない支払い計画を相談できるか
確認したいのは、分割払いの可否だけではありません。
- 月々いくらなら無理がないかを一緒に考えてくれるか
- 家計の状況に合わせた提案があるか
- 支払いが厳しい時の相談余地があるか
「現実的に払える設計」になっているかが、継続の安心につながります。
支払いタイミング・手続き開始・追加費用の条件を確認
分割対応がある場合でも、条件は事務所により異なります。次を明確にしておくと後悔が減ります。
- いつから支払い開始か(受任前/受任後)
- 手続きの着手条件(一定額の入金が必要か)
- 追加費用がある場合の条件とタイミング
契約前に必ず確認したい3つのこと(トラブル予防)
契約後の「こんなはずじゃなかった」を減らすために、最後に確認したい3つのことをお伝えします。
資格・登録情報を確認する(公式検索の使い方)
弁護士・司法書士ともに、公式の名簿(検索ページ)で登録情報を確認できます。
なお、最初に対応するのが受付や事務員の方であることは珍しくありません。大切なのは、「担当する弁護士/司法書士」が誰かを契約前に確認できることです。
初回相談の場で、担当者の名刺(氏名・事務所名・資格の記載)を受け取り、控えておくと安心です
※名刺を出すのが受付・事務員の方でも問題ありません。契約や方針説明を行う担当の弁護士/司法書士の名刺(または氏名)も確認しておきましょう。
見積書/委任契約書が出るか(口頭だけで進めない)
費用や業務範囲は、できる限り書面で残しましょう。確認したいのはこの2点です。
- 見積(総額・内訳・追加費用条件)が確認できる
- 委任契約書(業務範囲・解約条件など)が明確
「何が含まれていて、何が別料金か」が曖昧だと、後からズレが出やすくなります。
連絡方法と郵送物(生活事情に合わせて調整できるか)
家族に知られたくない、郵送物を避けたいなど事情がある場合は、早めに相談しておくのが安全です。
- 連絡方法(電話不可の時間帯など)
- 郵送物の有無、宛名、送付タイミング
- 連絡先の扱い(勤務先へ連絡しない等の配慮)
可能な範囲は事務所ごとに違うので、できること・できないことを明確にしておきましょう。
- 相談の場で契約を急がせる/今日中の決断を迫る
- デメリットや注意点の説明がなく、良い面だけ強調する
- 総額が出ず「進めながら決める」と曖昧にされる
- 質問を嫌がる/説明がかみ合わない/話を遮られる
- 見積や契約内容が書面で残らない(口頭中心)
迷ったらこの順で絞る|相談先決定の3ステップ
「結局どこがいいのか」で止まったら、次の手順で迷いが減ります。
- 何を優先したいか(総額、スピード、家族に知られない配慮など)
- 現状のメモ(借入先の数、毎月返済額、滞納の有無)
- 同じ質問テンプレで聞く(比較しやすくなる)
- その場で決めず、説明の納得感と見積を持ち帰る
相談相談の候補を先に整理してから候補を絞りたい方は、相談先の比較表も参考にしてください。
- 総額が明確で、追加費用条件も説明できる
- デメリットも含めて説明がある
- 運用(連絡・担当体制)が生活に合う
同じ条件で比べると、ランキングや口コミよりも納得感のある決め方ができます。
よくある質問
注記|本ページとランキング(おすすめ)の関係
本ページは「相談前に確認すると失敗しにくいポイント」を整理したものです。
当サイトのランキングは、複数の事務所を同じ条件で比較できるように、公式サイト等で確認できる料金体系・対応範囲・実績の記載などの一次情報を中心に編集部が整理しています。
一方で、相談時の相性や説明のわかりやすさなどは個人差が大きく、点数化が難しいためランキング評価には直接反映していません。
最終的には、ランキングを入口にしつつ、本ページの観点と見積・説明内容を踏まえて相談先を判断してください。

