
株式会社cielo azulが運営する債務整理相談ナビは、弁護士・司法書士に債務整理を依頼した経験がある1,024人を対象に、「債務整理時の相談先」に関する調査(2023年7月14日〜17日、RRP[リンクアンドパートナーズ]によるオンライン調査)を実施しました。
調査の結果、相談先選びの最重要の決め手(単一回答)は「解決能力・経験値」35.8%、次いで「トータル費用」32.0%、3位は「人柄」13.4%でした。
債務整理を弁護士・司法書士に依頼したことがある1,024人を対象に、相談先を選ぶ際の「決め手」を調べました(RRPオンライン調査/2023年7月14–17日)。
はじめに相談先を探す段階では「無料相談の有無」「料金の安さ」を重視する人が多い一方、最終的な決め手では「解決能力・経験値」と「トータル費用」が上位になる、という結果でした。
調査結果を「失敗しない選び方」として整理した年次レポートは、債務整理相談ナビ白書2026で公開しています。
要点:最重要の決め手は「解決能力・経験値」35.8%

債務整理経験者1,024人調査の要点は次の3つです。
- 最も大切なポイント(単一回答)の1位は「解決能力・経験値」35.8%、2位は「トータル費用」32.0%、3位は「人柄」13.4%でした。
- 「無料相談の有無」「事務所の場所」は重視したポイント(複数回答)では上位に入るものの、最終判断の決め手としては相対的に順位が下がりました。
- 手続きへの不満の中心は「連絡対応」「対応スピード」「解決能力」でした。相談先を選ぶ際は、初回返信や進捗報告の頻度、実績の開示状況の確認が有効と考えられます。
最も大切なポイント〈単一回答〉:「解決能力・経験値」35.8%が最多
債務整理経験者1,024人に「相談先(弁護士・司法書士)を選ぶ際、最も大切だと思うポイント」を単一回答で尋ねたところ、最多は「弁護士・司法書士の解決能力・問題への慣れ/経験値」35.8%でした。次いで「トータル費用」32.0%、「弁護士・司法書士の人柄」13.4%が続きます。
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 解決能力・経験値 | 35.8% |
| トータル費用 | 32.0% |
| 人柄 | 13.4% |
| 事務所の場所 | 8.2% |
| 無料相談の有無 | 7.6% |
| その他 | 1.0% |

価格そのものより、解決できる力の裏づけ(経験・慣れ・実績の開示)が第一関門になっていることが読み取れます。
2番目に大切なポイント〈単一回答〉:「解決能力・経験値」28.3%が最多
債務整理経験者1,024人調査で「2番目に大切なポイント」を単一回答で尋ねたところ、最多は「解決能力・経験値」28.3%、次いで「トータル費用」22.6%、「人柄」21.6%でした。
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 解決能力・経験値 | 28.3% |
| トータル費用 | 22.6% |
| 人柄 | 21.6% |
| 事務所の場所 | 15.9% |
| 無料相談の有無 | 10.7% |
| その他 | 0.9% |
解決能力と費用が引き続き上位を占める一方、人柄も僅差で続いています。
3番目に大切なポイント〈単一回答〉:「人柄」31.6%が最多
債務整理経験者1,024人調査で「3番目に大切なポイント」を単一回答で尋ねたところ、最多は「人柄」31.6%でした。

最終判断の段階では、コミュニケーションの相性が効いてくるようです。費用と能力でふるいにかけ、最後は人柄で納得して相談したいという心理がうかがえます。
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 人柄 | 31.6% |
| 事務所の場所 | 19.1% |
| トータル費用 | 16.8% |
| 無料相談の有無 | 16.8% |
| 解決能力・経験値 | 15.0% |
| その他 | 0.7% |
総合重要度(編集部の参考スコア)
債務整理経験者1,024人調査の単一回答を、1位=3点/2位=2点/3位=1点のボルダ集計で相対化すると、優先度の強さは「解決能力・経験値」30.4%、「トータル費用」26.8%、「人柄」19.5%の順でした。
| 項目 | 相対スコア |
|---|---|
| 解決能力・経験値 | 30.4% |
| トータル費用 | 26.8% |
| 人柄 | 19.5% |
| 事務所の場所 | 12.8% |
| 無料相談の有無 | 10.4% |
※母集団n=1,024、債務整理相談ナビ編集部試算の参考値です。決め手は「解決能力→費用→人柄」の順に効きやすいことが読み取れます。
相談先で「重視したポイント」〈複数回答〉:1位は「無料相談の有無」45.1%
債務整理経験者1,024人に、弁護士・司法書士事務所を選ぶ際に重視したポイントを複数回答で尋ねたところ、1位は「無料相談の有無」45.1%、2位は「料金の安さ」44.5%でした。
| 順位 | 項目 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 無料相談の有無 | 45.1% |
| 2位 | 料金の安さ | 44.5% |
| 3位 | 債務整理に精通している | 35.3% |
| 4位 | 事務所の場所 | 23.2% |
| 5位 | 事務所の実績 | 21.9% |
| 6位 | 弁護士(司法書士)の人柄 | 20.5% |

費用(特に無料相談のしやすさ)と基礎的な専門性が「まず見たい情報」であることがわかります。
ただし優先順位(単一回答)でみると、最終的な決め手は別の項目になりやすい結果でした。この複数回答と単一回答の違いについては、後述の「この調査で扱う2つの指標と読み方」で解説しています。
情報収集の自己評価:約3割が「十分にできなかった」
債務整理経験者1,024人に、債務整理を行う際に自身のみで十分な情報収集ができたかを尋ねたところ、「それなりにできた」49.7%、「かなりできた」21.4%だった一方、「あまりできなかった」20.5%、「まったくできなかった」8.4%と、およそ3割が自身のみでは十分な情報収集ができなかったと回答しました。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| それなりにできた | 49.7% |
| かなりできた | 21.4% |
| あまりできなかった | 20.5% |
| まったくできなかった | 8.4% |
手続きへの不満:45.1%が「あった」、最多は「連絡対応」43.9%
債務整理経験者1,024人に、一連の手続きの中で不満なことがあったかを尋ねたところ、「あった」45.1%、「なかった」54.9%でした。
不満があったと回答した462人にその内訳を複数回答で尋ねたところ、最多は「連絡対応(自分への連絡)」43.9%、次いで「債権者への対応スピードの遅さ」39.8%でした。

| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 連絡対応(自分への連絡) | 43.9% |
| 債権者への対応スピードの遅さ | 39.8% |
| 解決能力・経験値への不満 | 27.1% |
| 当初説明より費用が高くなった | 18.2% |
※不満あり回答者ベース(n=462)。連絡の質・初動速度・解決力が、依頼の納得感を左右するカギになっているようです。
よかった点:最多は「自分への連絡が丁寧で迅速」35.6%
債務整理経験者1,024人に、依頼してよかった点を複数回答で尋ねたところ、最多は「自分への連絡が丁寧で迅速」35.6%、次いで「丁寧な説明」33.6%でした。

| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 自分への連絡が丁寧で迅速 | 35.6% |
| 丁寧な説明 | 33.6% |
| 親身な対応 | 33.5% |
| 債権者への対応が迅速・適切 | 33.0% |
| 具体的なアドバイス | 22.2% |
| 裁判所への手続きや対応が安心 | 14.7% |
連絡・説明・親身さ・スピードが満足度を押し上げていることがわかります。不満点の結果と合わせると、「連絡対応」は満足と不満の両方を分ける最大の要素といえます。
調査概要(方法・対象・注意点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名称 | 「債務整理時の相談先」に関する調査 |
| 調査主体 | 債務整理相談ナビ編集部(株式会社cielo azul) |
| 調査期間 | 2023年7月14日〜7月17日 |
| 調査方法 | RRP(リンクアンドパートナーズ)によるオンライン調査 |
| 調査対象 | 弁護士・司法書士に債務整理を依頼した経験があるパネルモニター |
| 有効回答数 | 1,024人 |
| モニター提供元 | ゼネラルリサーチ |
| 集計方法 | 単一回答/複数回答を設問ごとに明記。小数丸めにより合計が100%にならない場合があります |
この調査で扱う「2つの指標」と読み方
本調査では、相談先選びの基準を2つの聞き方で測定しました。同じ項目でも、聞き方によって数字の意味と合計が変わります。
A:重視したポイント〈複数回答〉は、大切だと思う項目をいくつでも選べる形式です。回答者が幅広く気にしている項目がわかります(複数選べるため、合計は100%を超えます)。
B:1番目/2番目/3番目〈単一回答〉は、優先順位を1つずつ選ぶ形式です。実際の決め手になった項目が絞り込めます(各設問の合計は100%になります)。
相談先を探しはじめた段階の関心(A)では無料相談や料金の安さが上位に出やすく、最終的な決め手(B)では解決能力や費用が上位に出る、という違いはこの2つの指標の性質によるものです。
注:本記事の解釈は、当サイトの評価軸(費用/実績・情報開示)に基づきます。定義と更新履歴はランキングの作成基準・重み付け・更新履歴で公開しています。
引用・転載について
本調査結果は、報道・研究・記事作成等の目的で引用・転載いただけます。
引用の際は、出典として「債務整理相談ナビ調べ(『債務整理時の相談先』に関する調査、n=1,024)」の表記と、本ページのURL(https://saimu.cieloazul.co.jp/news/investigation/)の明記をお願いします。グラフ・図表もそのままご利用いただけます。
編集部コメント
債務整理の相談時に大切な最重要の要素は「解決できる力」でした。価格は大切ですが、あくまで経験値の裏づけが先という結果です。
また、連絡の速さと丁寧さが満足・不満の両方を左右していました。連絡フローが明快な事務所が、依頼者の満足度を高めているようです。
具体的な相談先の比較は、おすすめ事務所を比較するをご覧ください。監修体制と利害関係の開示は監修者・執筆者情報で公開しています。
更新履歴
2026年7月10日:記事構成を見直し、結論を冒頭に配置。調査方法の詳細と結果を読む際の注意点は後半にまとめ、各調査項目の結果を表形式で整理しました。引用・転載の条件も明記しています(調査データの数値に変更はありません)。
