リボ払いはやばい?仕組み・利息(手数料)と抜け出し方

「リボ払いは本当にやばい!」とよく耳にしますが、具体的にどうやばいのかわかりづらいと思います。
 
この記事では、リボ払いの仕組みをわかりやすく解説し、リボ払い利用者が陥りやすい罠やデメリット、過払い金の返還についても詳しく解説します。

また、リボ払いの金利や利息、返済シミュレーションについても弁護士監修の下解説しています。

目次

リボ払いとは何かをわかりやすく解説

リボ払いの仕組み

「リボ払い(リボルビング払い)」とは何?どういった仕組みなのか正確にご存知でしょうか?

リボ払いとは?リボ払いの仕組み

リボ払いってどんなもの?

リボ払いとは、「リボルビング払い」ともいい、消費者金融のキャッシングやクレジットカードのキャッシング・ショッピングの「支払い方法」の一種で、あらかじめ設定した金額を月々支払っていくものです。
 
「リボ払い」の他クレジットカードの返済方法としては、「一括払い」「分割払い」「ボーナス一括払い」「ボーナス併用払い」があります。
 
リボ払いの最大の特徴は「高額商品を購入して利用額を増やしても、毎月の返済をほぼ変わらない金額で返済する」という点です。
 
借り増しした分は月々の払いに上乗せせず、将来に繰り延べて返済していきます。とても良い制度のように見えますが、利息が発生するため、リボ払いを利用しすぎて返済期間が伸びることで、支払総額が高額になります。

リボ払いを漫画で具体的にイメージ

リボ払いわかりやすいイメージ

たとえば10万円を借りてリボ払いを利用し、毎月1万円ずつ返済していく設定にしたら、当初返済予定回数は10回です。
 
ここでさらにリボ払いで10万円を借り増しすると、借入の総額は20万円となり、毎月の返済額は1万円のまま返済回数が20回に延びます。

リボ払いと分割払いの違いを漫画でイメージ

分割払いのイメージ

リボ払いと分割払いを混同される方もいるので、違いを説明します。
 
分割払いは、借金やショッピング利用分を複数回に分割して支払う方法ですが、毎月の支払金額は、借入額によって変動します。
 
たとえば10万円を借りて10回の分割払いとし、1万円ずつ返済していくことになったとします。
 
このときさらに10万円を借り増しすると、10回払いなので毎月の支払金額が2万円に増えます。
 
返済期間は延びず、毎月の返済金額を増やすので、リボ払いより早期に返済することが可能です。

リボ払いの危険性!リボ払いで払えない終わらない仕組み

リボ払いの場合、延々と借り増しを続けても毎月の返済回数は一定なので、利用者は負担を感じません。
 
「いくらでもお金を借りられる、ショッピングができる」と思ってしまい、ついつい使いすぎてしまいます。
 
しかし実際には借金残高がどんどん増えて、将来に返済しなければならない負債額がどんどん大きくなっているのです。
 
気がついたら到底返済できないくらいの金額に膨れあがっているケースも少なくありません。
 
金融庁の「基礎から学べる金融ガイド」でも、リボ払いの注意点として、以下のように記載しています。

「リボルビング払い」は毎月の支払額が比較的少額で済むため、当初は返済負担が実感できません。

「リボルビング払い」は毎月の支払額が比較的少額で済むため、当初は返済負担が実感できません。
 
このため、安易にクレジットやローンを繰り返し、気がつけば返しきれない借金をしていたというケースがあります。
 
また、借入残高がある限り支払いは続き、残高に応じて金利がかかるため、知らないうちに全体の返済額が増えているケースもあります。
 
リボ払いを選択するときには、注意が必要です。

出典:クレジットカード/ローン 「基礎から学べる金融ガイド」金融庁

元利定額方式と元金定額方式

リボ払いの仕組みには、元利定額方式と元金定額方式で違いがあるので押さえておきましょう。
 
元利定額方式は、一定の返済額の中から元金と利息(金利部分)を支払う方法です。
 
たとえば毎月の支払額が1万円であればそれを元金と利息(金利分)に割り振って、元金8,000円、利息2,000円などとして充当します。
 
元利定額方式の場合、借金の残高が増えると利息部分が大きくなるので、1万円を払っても多くが利息支払いに消えてしまい、元金がなかなか減らなくなります。
 
たとえば1万円のうち9,000円が利息に消えてしまったら、毎月1万円を払っても1,000円しか元金が減らないので、いつ完済できるか目処が立ちにくくなります。
 
クレジットカードのうち、エポスカードなどは元利定額方式のリボ払い方式です。
 
元金定額方式は、一定の返済額をすべて元金に充てて、利息は別途支払う方法です。
 
たとえば毎月の返済額が1万円の場合、1万円は元金に充て、利息はそれに加算して支払います。
 
毎月の総支払い額は変動し、借金残高が減少すると利息支払い額が減ってきます。
 
元金定額方式の場合、決まった額が必ず元金に充てられるので元利定額方式よりは借金残高を減らしやすくなっています。
 
クレジットカードのうち、楽天カードは、こちらの方式です。
 
元金定額方式と元利定額方式を比べると、エポスカードを筆頭とした元利定額方式の方が危険度が高くなります。
 
今、元利定額方式でリボ払いを利用している方は、毎月の支払がほとんど利息に消えている可能性もあり、注意が必要です。
 
一度見直してみた方が良いでしょう。

リボ払いがやばい3つの理由!リボ払いはデメリットしかない!?

リボ払いはなぜヤバイのか?     リボ払いが怖い3つの理由!

ここからは「リボ払いがなぜヤバイのか」より詳しく説明していきます。

リボ払いがやばい3つの根本的理由|なぜヤバい?
  • リボ払いは借金なのに気軽に使えるから
  • リボ払いは返済がいつまでも終わらないから
  • リボ払いは返済総額が高額になるから

リボ払いは借金(負債)の一種だからやばい

クレジットカードの仕組み

一般に、「リボ払いは借金じゃないから大丈夫」と思われているケースがあります。
 
しかしキャッシングやショッピングでリボ払いを使うと業者への支払い義務が発生します。
 
毎月の支払額が変わらなくても、単に支払いが将来に繰り延べられているだけで、借金と何ら変わりはありません。
 
正確にはショッピングの場合立替金なので借金とは取扱いが少し違いますが、実質的にほとんど同じです。
 
実際に、金融庁発行の「基礎から学べる金融ガイド」でも、クレジットカードの仕組みの中で以下のように規定しています。

クレジットとは、ショッピングなどの代金を後払いにすること、カード会社に立て替えてもらうことです。
 
つまり、「借金」ということになります。

出典:クレジットカードの仕組み 「基礎から学べる金融ガイド」金融庁

また、リボ払いには高額な利息や手数料がかかります。
 
カード会社や消費者金融にもよりますが、年利は15〜18%にもなり、一般のサラ金の借金と比べてもまったく低くはありません。
 
リボ払いは「借金の一種」であることがヤバい理由で、借金漬けになってしまう可能性がある第一の理由です。ここをまずは意識してください。

リボ払いは返済がいつまでも終わらないからやばい

リボ払いがヤバイ2つ目の理由として「返済が終わらない」ことが挙げられます。リボ払いを利用すると、毎月一定額を払えば良いので支払う側にとっては楽です。
 
しかし借入金額が大きくなっても少額しか払わないなら、残高はほとんど減りません。
 
また、借入残高が大きいほど利息の支払いが大きくなるので元金に充てられるお金が減り、ますます残高が減らなくなります。
 
深く考えずにリボ払いを利用し続けていると、いつのまにか借金額が100万円以上になり、返済予定年数が10年以上になってしまうケースもあります。
 
このため、リボ払いを利用すると、返済がいつまでも終わらず、払えない、ヤバいと感じる大きな原因となります。

リボ払いは返済総額が高額になるからヤバい!返済シミュレーションを使って解説

リボ払いがヤバイ3番目の理由として「返済総額が高額になる」問題があります。
 
リボ払いは、一般の分割払いよりも返済総額が高くなる返済方法です。なぜなら返済期間中、ずっと利息がかかり続けるからです。
 
利息は「現在の借金の残高に対する一定利率」で計算されるので、借金の残高が大きいほど高額になります。
 
また完済までかかり続けるので、完済までの期間が長くなればなるほど総支払額が大きくなります。
 
分割払いよりもリボ払いの方が、返済期間が長くなる分、利息の総支払額が高額です。
 
試しに、どれくらいの総額になるのか、実際の元金定額方式の楽天カード利用時の借入額と返済総額、元利定額方式のエポスカードのの借入額と返済総額を比較してみましょう。

ケース1:楽天カードでのリボ払いで20万円を借りた場合の返済シミュレーション総額

ショッピングリボ払い返済シミュレーション結果

出典:楽天カード ショッピングリボ払い返済シミュレーション

たとえば楽天カードのショッピングリボを利用した2つのケースについて、シミュレーションしてみましょう。
 
20万円を借りて元金定額方式で毎月1万円を返済する場合、20回払いで226,250円を支払うことになるので、支払手数料は26,250円です。
 
この場合、手数料の金額は借入金額の13%程度です。

支払い
リボ残高
返済(元金分)
返済(手数料)
返済合計
利用時
200,000円
1回目
190,000円
10,000円
2,500円
12,500円
2回目
180,000円
10,000円
2,375円
12,375円
3回目
170,000円
10,000円
2,250円
12,250円
4回目
160,000円
10,000円
2,125円
12,125円
5回目
150,000円
10,000円
2,000円
12,000円
6回目
140,000円
10,000円
1,875円
11,875円
7回目
130,000円
10,000円
1,750円
11,750円
8回目
120,000円
10,000円
1,625円
11,625円
9回目
110,000円
10,000円
1,500円
11,500円
10回目
100,000円
10,000円
1,375円
11,375円
11回目
90,000円
10,000円
1,250円
11,250円
12回目
80,000円
10,000円
1,125円
11,125円
13回目
70,000円
10,000円
1,000円
11,000円
14回目
60,000円
10,000円
875円
10,875円
15回目
50,000円
10,000円
750円
10,750円
16回目
40,000円
10,000円
625円
10,625円
17回目
30,000円
10,000円
500円
10,500円
18回目
20,000円
10,000円
375円
10,375円
19回目
10,000円
10,000円
250円
10,250円
20回目
0円
10,000円
250円
10,250円
合計
26,250円
226,250円

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ケース2:楽天カードでのリボ払いで100万円を借りた場合の返済シミュレーション総額

ショッピングリボ払い返済シミュレーション結果

出典:楽天カード ショッピングリボ払い返済シミュレーション

100万円を借りて元金定額方式で毎月1万円を返済しようとする場合、86回払いで支払い総額は1,483,155円となり、支払手数料は483,155円にもなります。
 
100万円借りただけで1,483,155円も払わないといけないのです。
 
また、月の支払いの元金分も1万円ではなく、楽天カード会員規約の最低支払元金に則り、19,000円からスタートします。

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支払い
リボ残高
返済(元金分)
返済(手数料)
返済合計
利用時
1,000,000円
1回目
981,000円
19,000円
12,500円
31,500円
2回目
962,000円
19,000円
12,262円
31,262円
3回目
943,000円
19,000円
12,025円
31,025円
4回目
925,000円
18,000円
11,787円
29,787円
5回目
907,000円
18,000円
11,562円
29,562円
6回目
889,000円
18,000円
11,337円
29,337円
7回目
872,000円
17,000円
11,112円
28,112円
8回目
855,000円
17,000円
10,900円
27,900円
9回目
838,000円
17,000円
10,687円
27,687円
10回目
822,000円
16,000円
10,475円
26,475円
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
78回目
76,000円
10,000円
1,075円
11,075円
79回目
66,000円
10,000円
950円
10,950円
80回目
56,000円
10,000円
825円
10,825円
81回目
46,000円
10,000円
700円
10,700円
82回目
36,000円
10,000円
575円
10,575円
83回目
26,000円
10,000円
450円
10,450円
84回目
16,000円
10,000円
325円
10,325円
85回目
6,000円
10,000円
200円
10,200円
86回目
0円
6,000円
75円
6,075円
合計
483,155円
1,483,155円

手数料額は借入額の48%以上に及び、非常に高額です。
 
もちろん楽天カードは闇金ではなく、利息制限法違反ではありません。しかし、法的に148万円以上の支払い義務が発生してしまうのです。楽天カードでのリボ払いもヤバイと言えるかもしれません。
 
以上のシミュレーションから、特に高額な借り入れをするとリボ払いが危険でヤバいことが明らかになります。

ケース3:エポスカードでのリボ払いで20万円を借りた場合の返済シミュレーション総額

エポスカード リボ払いシミュレーション結果

画像出典:エポスカード リボお支払シミュレーション

元利定額方式のエポスカードの場合、支払額は毎月1万円と固定になります。
 
そのため、元利定額方式の楽天カードよりもさらに返済期間(24回)が伸び、返済総額も増えます。
 
楽天カードでは、20回226,250円の支払いですが、エポスカードの場合、24回231,599円と5,349円返済額も増えます。

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支払い

リボ残高

返済(元金分)

返済(手数料)

返済額

利用時

200,000円




1回目

192,547円

7,453円

2,547円

10,000円

2回目

184,920円

7,627円

2,373円

10,000円

3回目

177,275円

7,645円

2,355円

10,000円

4回目

169,460円

7,815円

2,185円

10,000円

5回目

161,618円

7,842円

2,158円

10,000円

6回目

153,676円

7,942円

2,058円

10,000円

7回目

145,444円

8,232円

1,768円

10,000円

8回目

137,296円

8,148円

1,852円

10,000円

9回目

128,988円

8,308円

1,692円

10,000円

10回目

120,631円

8,357円

1,643円

10,000円

11回目

112,118円

8,513円

1,487円

10,000円

12回目

103,546円

8,572円

1,428円

10,000円

13回目

94,865円

8,681円

1,319円

10,000円

14回目

86,034円

8,831円

1,169円

10,000円

15回目

77,130円

8,904円

1,096円

10,000円

16回目

68,080円

9,050円

950円

10,000円

17回目

58,944円

9,136円

864円

10,000円

18回目

49,692円

9,252円

748円

10,000円

19回目

40,282円

9,410円

590円

10,000円

20回目

30,793円

9,489円

511円

10,000円

21回目

21,171円

9,622円

378円

10,000円

22回目

11,439円

9,732円

268円

10,000円

23回目

1,579円

9,860円

140円

10,000円

24回目

0円

1,579円

20円

1,599円

合計

31,599円

231,599円

ケース4:エポスカードでのリボ払いで100万円を借りた場合の返済シミュレーション総額

元利定額方式のエポスカードの場合、元金1万円ではリボ払いできません。
 
元金2万円での返済からリボ払いができるため、楽天カードと同一の条件にはなりませんが、シミュレーションしてみました。



支払い

リボ残高

返済(元金分)

返済(手数料)

返済合計

利用時

1,000,000円




1回目

992,739円

7,261円

12,239円

20,000円

2回目

984,978円

7,761円

12,262円

20,000円

3回目

977,526円

7,452円

12,548円

20,000円

4回目

969,577円

7,949円

12,051円

20,000円

5回目

961,929円

7,648円

12,352円

20,000円

6回目

954,183円

7,746円

12,254円

20,000円

7回目

945,162円

9,021円

10,979円

20,000円

8回目

937,203円

7,959円

12,041円

20,000円

9回目

928,757円

8,446円

11,554円

20,000円

10回目

920,589円

8,168円

11,832円

20,000円

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

71回目

150,710円

17,927円

2,073円

20,000円

72回目

132,624円

18,086円

1,914円

20,000円

73回目

114,308円

18,316円

1,684円

20,000円

74回目

95,713円

18,595円

1,405円

20,000円

75回目

76,929円

18,784円

1,216円

20,000円

76回目

57,874円

19,055円

945円

20,000円

77回目

38,610円

19,264円

736円

20,000円

78回目

19,101円

19,509円

491円

20,000円

79回目

0円

19,101円

219円

19,320円

合計

579,320円

1,579,320円

見ていただければ分かる通り、元利定額方式は、支払い始めは、元金より手数料の方が多く支払っていて、なかなか元本自体の返済は進んでいません。
 
そのため、支払額2万円なのに、支払い回数79回1,579,320円と元利定額方式の楽天カードより多くの返済をしていることがわかります。

リボの方式 支払元金or支払額 支払い回数 支払い総額
楽天カード 元金定額方式 10,000円 86回 1,483,155円
エポスカード 元利定額方式 20,000円 79回 1,579,320円

比較してみるとよくわかりますが、元利定額方式は、支払い回数は少ないものの、総支払額は、96,165円も多い結果になっています。
 
ただ、元利定額であろうと、元金定額であろうと、リボ払いにするだけで手数料がかなりかかり、支払総額が多くなることがわかってもらえたかと思います。
 
リボ払いの支払いの設定額をいくらにするとヤバくて、いくらなら問題ないかは、完全にその個人の収入額、貯金額に依存します。
 
また、月あたりの返済額を少額にできることがリボ払いのメリットであるため、支払い期間が非常に長くなりがちです。
 
そのため、まだ支払いが終わらない段階で次のリボ払いでの支払いが重なってくると、雪だるま式に手数料が膨れて、返済が不可能になってきます。
 
ですから、自分の収入と生活費を割り出し、これくらいまでの返済なら絶対に大丈夫という返済額を上回らないようにすることが最低限必要になってきます。

まとめ:リボ払いはヤバい!デメリットしかない

ここまでリボ払いがヤバイ理由を楽天カードやエポスカードでリボ払いした場合の支払い総額を示すことで説明してきました。
 
ここで改めてリボ払いがヤバい理由を3つまとめてみました。デメリットしかないですね。
 
しっかり借金をしていることを理解した上で支払い総額がいくらになるのかを把握して利用しない限り、気軽にリボ払いを利用するとデメリットしかないと考えられます。

リボ払いをやめたい・リボ地獄にならない4つの対策・注意点

リボ地獄に陥らないための事前の4つの対策・注意点

リボ地獄に陥らないためには、どういった対策をすれば良いのでしょうか?

リボ払い専用カードを作らない

まず大前提として一番大切な注意点・対策は、「リボ専用カード」を作らないという点です。
 
クレジットカードの中には、リボ払いにしか対応していない「リボ専用カード」があります。
 
通常のカードよりもポイント還元率が高かったり特典が多かったりするので、カード発行の際についついリボ専用カードを選択してしまう方がいます。
 
しかし「リボ専用カード」を使うと当然のようにすべての支払いがリボ払いとなり、高額な手数料を払わされてしまいます。
 
還元されるポイントよりも支払手数料の方が高額なので、リボ専用カードを作るべきではありません。

リボ払いを使わない設定にする、リボ払いを選択しない

上記と似たようなリスクとして「リボ払い設定」があります。
 
カードを発行したとき、多くのカードでは当初「一括払い設定」になっているものですが、カード会社によっては当初の標準設定が「リボ払い設定」になっているケースがあります。
 
その場合、設定を変えずにカードを使っていると、当然のようにリボ払いが適用されて高額な利息を払い続けることになってしまいます。
 
カードの発行を受けたら、標準でリボ払いが適用されていないか確認して、もしリボ払いになっていたら早急に一括払い設定に変更することをおすすめします。
 
また、設定のほか、支払の際にリボ払いを選択しないことも当然ですが大切です。普段のクレジットカード利用の際、リボ払いではなく「一括払い」か「分割払い」を選びます。

カードを使いすぎない

一般に、クレジットカードでは利用時にリボ払いを選択しなくても、後に返済が苦しいと感じたときにリボ払いに変更して適用できます。
 
せっかくリボ払いを利用しないよう注意していても、後からリボ払いに変更してしまっては意味がありません。
 
このような事態に陥らないためには、カードを使いすぎないことです。
 
返済可能な範囲に利用額を抑えておけば、リボ払いに変更せずに済みます。
 
またどうしても返済が苦しくてリボ払いにしたい場合でも、安易に変更する前に家族などに相談をして一番良い方法を考えましょう。
 
分割払いや一括払いで何とか支払えないか検討すべきですし、どうしても払えないほどの借金であれば債務整理する方法もあります。

利用してしまったら、すぐにリボ一括返済する

もしもリボ払いを利用してしまったなら、早期に繰り上げ返済や一括返済をしましょう。
 
リボ払いを選択しても、ずっとリボ払いを適用し続けないといけないわけではありません。途中で一部や全部、繰り上げ返済することも可能です。
 
預金に余裕ができたときやボーナス時などにできるだけリボ払いの借金を返済し、残高を減らしましょう。
 
先にシミュレーションしたように、リボ払いも残額が少なければそれほど高い手数料にはなりません(20万円を1万円ずつ返済するなら手数料は26,000円程度です)。
 
早めに残高を減らして完済すれば支払い総額も抑えられますし、多重債務にもつながりません。
 
どうしてもクレジットカードの支払いが残高不足で苦しい時だけに限定するようにしましょう。

【まとめ】リボ地獄に陥らないための事前対策

リボ地獄に陥らないための事前の4つの対策方法
  • リボ専用カードを作らない
  • そもそもリボ払いを選択しない
  • とにかくカードを使いすぎない
  • 利用してしまったら、すぐにリボ一括返済する

リボ地獄に陥った場合の2つの解決方法

リボ地獄に陥った場合の解決方法

注意しているつもりでも、リボ払いをついつい利用しすぎてリボ地獄に陥ってしまったらどうしたら良いのでしょうか?

繰り上げ返済、リボ一括返済する

リボ地獄に陥った場合でも、まずは繰り上げ返済やリボ一括返済を検討しましょう。
 
他に借金がなくてリボ払いのクレジットカード一本であれば、毎月の支払いが苦しくてたちまち返済に困る、という状況にはならないはずです。
 
とにかくお金をためて繰り上げ返済を重ね、残金はできる限り一括返済で完済します。

リボ一括返済の具体的な手順

リボ払いで繰り上げ返済をするには、カード会社で専用の手続きが必要です。
 
多くのカード会社では、ネットから一括払いや繰り上げ返済の申請を受け付けています。
 
会員専用画面にログインして「支払額の調整」「リボおまとめ払い」「全額返済」などを選択して残額の一括返済の手続きを進めます。
 
返済方法には口座引き落としと銀行振込があります。両方利用できるケースもありますが、振込にしか対応していないカード会社もあるので、サイト上の案内を読んで正しく対応しましょう。
 
会員画面へのログイン方法や一括返済のための操作方法が分からない場合には、電話での問い合わせも可能です。
 
カードの裏面に書いてある顧客用の問い合わせ用電話番号やカード会社のサイトに記載されている電話番号にかけてみて、一括払いの方法を聞いて確認しましょう。

リボ払い分を債務整理で整理する(返済が難しいときの選択肢)

リボ払いが重なって、繰上げ返済や一括返済がどうしても難しい場合は、債務整理で返済負担を見直す方法があります。

中でも任意整理は、状況によってはリボ払いの負担を軽くできる選択肢の一つです。

任意整理とは、貸金業者やカード会社と話し合い、毎月の返済額や返済方法を現実的な形に調整する手続きです。

多くの場合、交渉の結果として将来利息や手数料がカットされることがあり、返済総額や毎月の負担が下がる可能性があります。

※ただし、減額の可否や条件は、契約内容・返済状況・相手方の対応などで変わります。

リボ払いでおそろしいのはまさにこの「利息や手数料」なので、任意整理でカットしてもらえた場合、返済額が抑えられ問題が解決されるでしょう。
 
たとえばリボ払いで100万円分利用して48万円の手数料が発生するケースでも、48万円のうち、任意整理開始時点までの利息や手数料に限定されるため、48万円の手数料の全額の支払いは必要なくなります。
 
任意整理の場合、だいたい5年以内には返済しなければならないので、残高が100万円なら月17,000円程度の支払いを5年継続すれば完済できます。また毎月27,000円程度支払えば3年で完済可能です。
 
またリボ払いをきっかけに他にも借金を重ねて多重債務状態になってしまっていたり、債権者から督促を受けていたりする状態でも債務整理を行うことで解決できます。
 
これまで説明してきた、任意整理もを行うこともできますし、任意整理により解決しない場合には個人再生をすれば、債務額を元本ごと大きく減らしてもらえます。

それでも解決できない場合、最終手段として自己破産をして免責されれば、借金は0になります。
 
自己破産をすれば、リボ払いだけではなく他の消費者金融やクレジットカードのキャッシング・ショッピングの分割払い、滞納家賃や電話代などもすべてチャラにしてもらえます。

債権者から給料などを差し押さえられている状態でも、個人再生や自己破産をすれば差押え手続きが進むことを止めることができます。
 
リボ地獄でも解決できないことは決してないので、あきらめずに専門家に相談してみることを強くおすすめします。

リボ払いを続けるとどうなる?(返済が終わりにくい理由)

ここまでお読み頂いたら、リボ払いがどれほどヤバイかよく分かって頂けたと思います。
 
実際軽い気持ちでリボ払いを利用すると返済が長期化しやすいので、利用前に条件を確認しよう
 
苦しい状況でも諦めずに今できる対応を進めていきましょう!

リボ払いに関するよくある質問 金利や仕組みは?

リボ払いとは?仕組みは?

リボ払いとは、消費者金融のキャッシングやクレジットカードのキャッシング・ショッピングの「支払い方法」の1種です。
 
リボ払いの仕組みは「利用額を増やしても、毎月の返済額は変わらない」点です。借り増しした分は月々の払いに上乗せせず、将来に繰り延べて返済していきます。

リボ払いの金利は?

リボ払いの金利はカード会社や金融機関によって異なりますが、一般的には比較的高い金利が適用される傾向があります。
 
楽天カードやエポスカードのリボ払いの手数料率(リボ払いの実質金利)は、現時点では15%に設定されています。

リボ払いと分割払いの違いは?

分割払いは、借金やショッピング利用分を複数回に分割して支払う方法ですが、毎月の支払金額は、借入額によって変動します。
 
たとえば10万円を借りて10回の分割払いとし、1万円ずつ返済していくことになったとします。このときさらに10万円を借り増しすると、10回払いなので毎月の支払金額が2万円に増えます。
 
返済期間は延びず、毎月の返済金額を増やすので、リボ払いより早期に返済することが可能です。
 
一方、リボ払いは、借金やショッピング利用分を複数回に分割して支払う方法という部分では分割払いと同じですが、毎月の支払金額が固定されているという部分で分割払いと違います。
 
リボ払いは、借金が増えても毎月の返済額が一定額に保たれるため、いつまで経っても借金総額が減らず、利息ばかり払い続けることになります。
 
そのため、「リボ払いはヤバい」、「リボ地獄」と言われるようになっています。両者は似て非なるものです。

リボ払いはなぜやばいのか?

リボ払いの場合、延々と借り増しを続けても毎月の返済回数は一定なので、利用者は負担を感じません。「いくらでもお金を借りられる、ショッピングができる」と思ってしまい、ついつい使いすぎてしまいます。
 
しかし実際には借金残高がどんどん増えて、将来に返済しなければならない負債額がどんどん大きくなっているのです。気がついたら到底返済できないくらいの金額に膨れあがっているケースも少なくありません。
 
リボ払いのやばさは、借金額がどんどん大きくなってしまい毎月の一定額の返済では残高がほとんど減らなくなってしまうことにあります。

リボ地獄に陥らないための事前の対策方法は?

リボ地獄に陥らないための事前の対策方法は、支払の際にそもそもリボ払いを選択しないのが一番確実な予防方法となります。
 
普段のクレジットカード利用の際、リボ払いではなく「一括払い」か「分割払い」を選びます。
 
またポイントなどにつられてリボ専用カードを作ってはいけません。カードの返済設定についても「リボルビング払い」が適用されていないかきちんと確かめて、リボ払いに設定されていたらすぐに手動で一括払いに変更しましょう。

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この記事の監修者
広島メープル法律事務所 川崎 智宏

弁護士 川崎 智宏
弁護士法人広島メープル法律事務所所属。スマホ版HPPC版HP

広島大学法学部卒。企業法務、債務整理、相続問題、離婚、交通事故等様々な案件を担当。依頼者の気持ちに寄り添い、問題解決にむけ粘り強く取り組む。

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