【特定調停の体験談】25歳で借金約500万円、月12〜15万円→月6万円に減った|簡易裁判所3回・消費者金融中心(インタビュー)

特定調停の体験談

返済が苦しくなったとき、債務整理の選択肢の1つとして出てくるのが「特定調停」です。

今回は、25歳のときに借金が約500万円まで膨らみ、簡易裁判所で特定調停を利用した方に、当時の状況や手続の流れ、返済がどう変わったかを伺いました。

※この記事は体験談(インタビュー)です。手続の運用や結果は、裁判所・債権者・状況によって変わります。制度の説明は一次情報(裁判所・法テラス等)もあわせて確認してください。

特定調停が債務整理全体の中でどの位置づけか知りたい方は、債務整理の種類比較も参考にしてください。

目次

この記事の要点(まとめ)

  • 25歳のとき、借金が利息なしベースで約500万円まで膨らみ、特定調停を利用
  • 借入先はほぼすべて消費者金融(当時は銀行系が通らなかった)
  • 簡易裁判所には合計で3回行った記憶(事情聴取→親の立会い→返済条件の確定)
  • 毎月の支払いは12〜15万円→約6万円へ(本人の記憶)
  • 返済は「30歳頃に終えた記憶」だが、計算上は約7年で、実際は32歳頃までかかった可能性(本人の振り返り)

インタビュー概要(当時の年齢・借金額・借入先・結果)

  • 当時:25歳
  • 借金:利息なしで約500万円(本人の記憶)
  • 借入先:消費者金融(カードローン)中心
  • 手続:簡易裁判所で特定調停
  • 結果:毎月返済が12〜15万円から約6万円に圧縮(本人の記憶)

特定調停を考えた当時の状況(何が限界だったか)

ご本人の回答
25歳のときのことです。22歳からネットワークビジネスをやっていて、商品の買い込みを3ヶ月ほど続けたり、セミナーに週3〜4回(ほぼ毎日)通ったりしていたので、月に大体7万円くらい使っていました。

居酒屋のバイトなどもしていましたが、そうした生活を繰り返していくうちに借金が膨らみ、特定調停を利用する時までには、利息なしで500万円ほどになっていました。

借入先の種類

ご本人の回答
22歳から借り始めたので、もちろん銀行系が通るわけなく、最初に借りに行ったのがアコムやアイフルなどのカードローンで全て消費者金融系でした。

なぜ特定調停を選んだのか(他の選択肢は?)

ご本人の回答
まず若い頃ということもあって、自己破産などの制度をよく知りませんでした。法テラスに行けば30万円ほどで自己破産ができるということさえ、分かっていなかったのです。

きっかけは、ネットワークビジネスのメンバーの中に、自分と同じように借金に苦しんでいる人がいたことでした。その人から「特定調停を使って月々の支払いを圧縮した」という話を聞いたので、そのまま簡易裁判所へ自分で行って手続きをした、という流れです。

不安というより、「どうにかして目の前の生活を立て直さなくちゃいけない」というのが、当時の切実な問題だったのかもしれないですね。

特定調停の流れ(裁判所に行った回数・当日の雰囲気)

ご本人の回答
そんなに長くはなかったと記憶しています。多分、合計3回ぐらい行ったと思うんですよね。

1回目
一番最初に代理人のような人(弁護士なのか裁判所から派遣された人なのかは分かりませんが)が2人ぐらいいらっしゃって、色々と状況を聞かれました。

2回目
その次に「親を呼んでください」と言われ、立会人を呼んで債権者の人と立ち会ってお話ししたのがもう1回ありました。

最後の1回
最後は、結局いくらずつ払っていくのかという話をしました。

合計で3回ぐらいかな、という記憶です。

親の立会いを求められた経緯(必須だった?任意だった?)

ご本人の回答
できれば一人で行きたかったのですが、裁判所の方から「血縁関係の方を立ち会わせてほしい」と言われたので、仕方なく母親に声をかけた、という感じです。

精神的な支えが必要だったというわけではなく、どうしてもと言われたからなのですが、今思えば「任意」だったので、同席しなくても大丈夫なニュアンスだったのかもしれません。あくまで任意、という感じですね。

※補足:ここは「家族の同席が必須」と一般化できる話ではなく、あくまで「今回のケースで裁判所から要請があった」という体験談として掲載しています。

返済条件はどう変わったか(月々/利息/計画年数)

ご本人の回答
返済条件については、毎月12〜15万円だった支払いが、金利なしで毎月6万円ほどになったという覚えがあります。

やってよかったことは、支払いが15万円ほどから半額以下になったことが、本当にありがたかったです。

返済計画(何年くらい続いたか)

ご本人の回答
だいたい25歳から特定調停が始まって、30歳くらいで払い終わった記憶があるんですけど、

計算的には毎月6万円くらいだと7年かかるので、実際は32歳くらいで終わったのかなと思います。

「成功率が低い」と言われる中で、うまく進んだ要因

ご本人の回答
特定調停の成功率がそこまで高くないという事実は、今になって知りました。

当時はそこまで強く意識していませんでしたが、ギャンブルなどではなく純粋なビジネスの失敗として手続きをしたので、その点は大きかったのかもしれません。

あとは、素直な気持ちで話したことが良かったと感じています。変に嘘をつかず、自分がやってきたことを正直に伝えたことが、結果として良い方向に働いたのではないかと思っています。

やって良かった点・きつかった点・今ならこうする

ご本人の回答
やってよかったことは、支払いが15万円ほどから半額以下になったことが、本当にありがたかったです。自分一人で抱え込まないことが、とても大切なのかなと思います。

あの頃の25歳から、もう20年ほど経ちますが、今の自分からアドバイスをするとしたら、やはり知識を得ることかなと思っています。金融リテラシーを高めないと、また同じことを繰り返してしまう気がするので。

あとは今だったら、いろんな選択肢や方法があるということを、あの頃の自分に教えてあげたいと思います。

まとめ:この体験から言えること

  • 特定調停は「借金をゼロにする」手続ではなく、返済を続けながら条件を組み直す方向で進むことがある(体験談)
  • この方のケースでは、月々の負担が12〜15万円から約6万円へ下がり、返済を続けられる形になった
  • 裁判所へ行った回数は合計3回ほどで、事情聴取・親の立会い・返済条件の確定という流れだった
  • 「当時は制度を知らなかった」という話が示す通り、選択肢を早く知ること自体が状況を変える一歩になる場合がある

取材協力(インタビュー)

取材協力:長谷川 悟さん
過去に特定調停を利用した経験を持ち、現在はインプルーブにて活動されています。
TikTok:https://www.tiktok.com/@satoru0968

※本記事は取材協力のもと作成しています。

特定調停の制度解説はこちら

特定調停の「制度としての流れ・費用・必要書類・注意点(17条決定など)」は別記事で整理しています。

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