
自己破産を考えるとき、「自分と同じような借金で破産する人はいるのだろうか」と気になる方は多いのではないでしょうか。
「どこからの借金で自己破産に至るのか」「なぜ借入先が増えていくのか」「みんないくらの借金で決断しているのか」——実際に自己破産を経験した方の借入の実態は、これから相談を検討する方にとって重要な判断材料になります。
自己破産は、裁判所を通して借金の返済義務を免除してもらう手続きです。仕組みや流れの全体像は自己破産とは?借金がゼロになる仕組み・デメリット・流れをわかりやすく解説で整理しています。
そこで今回、自己破産の手続きを経験した100人を対象に、借入先・借入が複数社になった経緯・決断時の借金総額について調査しました。
調査概要:「自己破産とカードローン」に関する調査
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査期間 | 2026年6月11日(木)〜2026年6月15日(月) |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査人数 | 100人 |
| 調査対象 | 調査回答時に自己破産の経験者と回答したモニター |
| 調査元 | 株式会社cielo azul 債務整理相談ナビ |
| モニター提供元 | サクリサ |
自己破産に至った借入先、「消費者金融」が81%で最多
はじめに、自己破産に至った主な借入先を尋ねたところ(複数回答)、以下の結果となりました。
| 回答 | 割合 | 人数 |
|---|---|---|
| 消費者金融(アコム・プロミス等) | 81.0% | 81人 |
| クレジットカードのリボ払い | 43.0% | 43人 |
| 銀行カードローン | 41.0% | 41人 |
| 友人・知人からの借入 | 13.0% | 13人 |
| その他 | 5.0% | 5人 |

最も多かったのは「消費者金融(81.0%)」で、経験者の8割超が挙げました。
「クレジットカードのリボ払い(43.0%)」「銀行カードローン(41.0%)」もそれぞれ4割を超えており、自己破産に至る借入は、住宅ローンや事業融資よりも、審査が比較的通りやすく日常的に利用しやすい無担保の借入が中心であることが分かります。
また、複数回答の合計が183.0%に達している点も特徴です。1人あたり平均で約1.8種類の借入先を抱えていた計算になり、単一の借入ではなく、消費者金融・リボ払い・銀行カードローンを併用する形で債務がふくらんでいた実態がうかがえます。
カードローンの借金が自己破産の対象になる条件や、手続き後の生活への影響は、カードローンの借金は自己破産できる?条件・影響とその後の利用まで解説で解説しています。
複数社借入の理由、「返済のために借り入れを繰り返した」が43%
次に、借入が複数社になった理由を尋ねたところ(単一回答)、以下の結果となりました。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| 返済のために借り入れを繰り返した | 43.0% |
| 1社の限度額では足りなくなった | 40.0% |
| 生活費の補填のため | 8.0% |
| 事業資金のため | 2.0% |
| その他 | 7.0% |

最多は「返済のために借り入れを繰り返した(43.0%)」でした。既存の借金の返済に充てるために別の借入を起こす、いわゆる自転車操業の状態に陥っていた層が4割超を占めています。
次いで「1社の限度額では足りなくなった(40.0%)」が続き、この2つを合わせると83.0%に達します。複数社借入の背景の大半は、新たな出費のためというより、既にある借金への対応の結果として借入先が増えていった構図であることが読み取れます。
一方で、「事業資金のため」は2.0%にとどまりました。今回の調査では、事業上の資金繰りよりも、個人の返済サイクルの行き詰まりが複数社借入の主因となっていました。
借金総額は「300〜500万円未満」が29%で最多。500万円未満が68%
最後に、自己破産を決断した時点での借金総額を尋ねたところ、以下の結果となりました。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| 100万円未満 | 16.0% |
| 100〜300万円未満 | 23.0% |
| 300〜500万円未満 | 29.0% |
| 500〜1,000万円未満 | 21.0% |
| 1,000万円以上 | 11.0% |

最多は「300〜500万円未満(29.0%)」でした。「100万円未満(16.0%)」「100〜300万円未満(23.0%)」を合わせると、68.0%が500万円未満の借金で自己破産を決断していたことになります。
「自己破産は借金が何千万円もある人の手続き」というイメージを持つ方もいますが、実際には「1,000万円以上(11.0%)」は約1割にとどまりました。「100万円未満(16.0%)」の層も一定数存在しており、自己破産の判断は借金の金額だけでなく、収入とのバランスや返済の見通しによって決まる実態がうかがえます。
自己破産をした場合に手元に残せる財産・処分の対象になる財産の範囲は、自己破産で残せる財産・取られる財産|現金99万円・車・預貯金の扱いで整理しています。
まとめ:自己破産に至る借入の実態
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 借入先に「消費者金融」を挙げた割合 | 81.0% |
| 複数社借入の理由「返済のための借入」+「限度額不足」 | 83.0% |
| 決断時の借金総額が500万円未満 | 68.0% |
| 決断時の借金総額が1,000万円以上 | 11.0% |
今回の調査では、自己破産経験者の81.0%が借入先に「消費者金融」を挙げ、「クレジットカードのリボ払い(43.0%)」「銀行カードローン(41.0%)」が続きました。自己破産に至る借金は、日常的に利用しやすい無担保の借入が中心となっていました。
借入が複数社になった理由では、「返済のために借り入れを繰り返した(43.0%)」と「1社の限度額では足りなくなった(40.0%)」で83.0%を占め、既にある借金への対応の中で借入先が増えていく構図が明らかになりました。
また、決断時の借金総額は「300〜500万円未満(29.0%)」が最多で、68.0%は500万円未満でした。返済のための借入を繰り返す状態に入っている場合、金額の大小にかかわらず、早い段階で専門家に返済の見通しを確認することが、生活の立て直しの第一歩になります。
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