
クレジットカードの支払いを、口座の残高不足などでうっかり滞納してしまい、「これってブラックリストに載る?」「1回目でも信用情報に傷がつくの?」と不安になった経験はありませんか。
支払いが遅れた場合、すぐに信用情報に影響が出るケースと、ほとんど問題にならないケースがありますが、その分かれ目は「回数」ではなく、滞納期間や対応のしかたにあります。
この記事では、
- 何日・どの段階から信用情報に影響が出るのか
- ブラック状態になる具体的なライン
- うっかり滞納してしまった場合の正しい対処法
といった点を、時系列でわかりやすく解説します。
「今の状況はまだ大丈夫なのか」「どこからが危険ラインなのか」を判断するための目安として、ぜひ最後までご覧ください。
クレジットカードの残高不足で引き落としができないと、1回目でもブラックになる?
結論から言うと、1回のうっかり滞納だけで、すぐに信用情報でブラックになることは通常ありません。
引き落としができなかった場合でも、カード会社からの連絡に気づき、当日〜数日以内に支払いを完了すれば、信用情報に事故情報が登録されないケースがほとんどです。
クレジットカードの支払いを滞納すると何が起きる?【時系列】
滞納当日〜数日
- カード会社からメール・電話で連絡
- 指示どおりに支払えば 信用情報への影響はほぼなし
この段階で支払えばブラックにはなりません
滞納翌日〜
- クレジットカードの一時利用停止
- 遅延損害金(遅延利息)が発生
数日の遅れでも、遅延利息は発生しますが、信用情報に事故情報が登録されるわけではありません。
滞納2週間〜1ヵ月
- 督促の電話・ハガキが届く
- マイページに警告表示
この時点でも、まだブラックではありません。ただし、無視を続けると「悪質」と判断されやすくなります。
滞納2ヵ月(61日)以上
ここが大きな分岐点です。
- 信用情報機関に「事故情報(延滞)」が登録される
- いわゆる ブラックリスト状態
この状態になると、
- 新しいクレジットカードが作れない
- ローン審査に通らない
- 既存カードが更新・途上与信で止まる
などの影響が出ます。
なお、いわゆる「ブラックリスト」とは、信用情報機関に事故情報が登録された状態を指します。
ブラック状態の影響や掲載期間の目安については、信用情報のブラックリストとは?影響と期間の目安 で詳しく解説しています。
滞納3ヵ月以上
- 裁判を起こされる可能性
- 支払督促・訴状が届く
- 最終的に給与や口座の差押えリスク
ここまで来ると、早急な専門家相談が必要な状態です。
1回の滞納で信用情報に載るかどうかの判断基準
原則として、1回の滞納だけで信用情報に事故情報が登録されることはありません。次の2点を守れていれば、ブラックになる可能性はほぼないと考えてよいでしょう。
- 当日〜数日以内に支払いを完了する
- カード会社からの連絡や指示にきちんと対応する
一方で、回数に関係なく、次のような場合は事故情報が登録される可能性があります。
・滞納が2ヵ月以上継続している
・再引き落としを何度も失敗している
・カード会社からの連絡を無視している
ブラックリストに載ると、いつまで影響が続く?
クレジットカードの支払いを滞納し、信用情報に事故情報が登録された場合、その情報は「滞納分を完済してから」おおむね5年程度で削除されるのが一般的です。
なお、自己破産や個人再生などの法的整理を行い銀行系の信用情報機関(KSC)にも登録された場合は、例外的に最長7年程度残るケースもあります。
※重要なのは、「滞納を解消した日」からカウントされる点です。放置している限り、期間は進みません。
信用情報機関について詳しく知りたい場合は、信用情報とは?CIC・JICC・KSCの違いと確認方法で整理しています。
滞納してしまった場合の対処法
1. できるだけ早く支払う
- 数日以内なら信用情報への影響を防げる
2. すぐに支払えない場合はカード会社に連絡
- 無視が一番危険
- 支払意思を示すだけで対応が変わることも
3. 生活が厳しいなら早めに整理を検討
滞納が常態化している場合、一時的な対応では根本解決になりません。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
などの選択肢も含め、状況に合った整理方法を知ることが重要です。
※任意整理とクレジットカードの関係は任意整理中にクレジットカードは使える?作れる?で詳しく解説しています。
まとめ
- 残高不足による1回のうっかり滞納だけで、すぐにブラックリストに載ることは原則ありません
- 61日(約2ヵ月)以上の滞納や、再引き落とし失敗・連絡無視が続くと、信用情報に事故情報が登録されます
- 事故情報が登録されると、完済後も約5年(内容により異なる)はクレジットカードやローン審査に影響します
- 最も危険なのは放置すること。支払いが難しい場合でも、早めにカード会社へ連絡・相談することが重要です

ファイナンシャル・プランナー 大竹 麻佐子
ゆめプランニング代表。
短大卒業後。証券会社、銀行、保険会社など金融機関での勤務を経て、2015年FP事務所開業。より豊かに自分らしく生きるためには、「お金と向き合うこと」が大切との想いから、相談・執筆・講師として活動。

