
プロミスのおまとめローンは、消費者金融やクレジットカード会社からの借入を1つにまとめて返していく専用ローンで、貸金業法上の「例外貸付け」として総量規制(年収の3分の1)を超えていても申し込めます。
契約後に他社から借りること自体を禁じる法律はありませんが、おまとめローンの残高は総量規制の借入残高に数えられるため、年収の3分の1を超えている間は、原則として他の貸金業者から新たに借りられません。
債務整理相談ナビがカードローンの借り換え経験者504人に行った調査では、借り換えで「金利も毎月の返済額も下がった」人は45.6%で、「金利は下がったが毎月の返済額は上がった」人も10.9%いました(カードローンの借り換え実態調査・2025年4〜5月調査)。
おまとめローンで月々の返済と完済までの総額がどう変わるかは、まとめた後の金利と返済期間で決まります。
プロミスのおまとめローンとは?金利・限度額・まとめられる借入
プロミスのおまとめローンは、複数社の借入を1つにまとめる専用ローンです。プロミスのサービスを提供するのはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社です(プロミスカード会員規約第1条・2026年5月版)。
まとめられるのは消費者金融やクレジットカード会社からの借入で、銀行のカードローンやショッピングリボ、住宅ローンは対象外です。担保と保証人は要りません(プロミス公式「借入をまとめる『おまとめローン』とは?」)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 借入限度額 | 300万円まで |
| 借入利率 | 実質年率6.3%〜17.8% |
| 返済方式 | 元利定額返済方式 |
| 返済期間・回数 | 最終借入後最長10年・1〜120回 |
| 利用できる人 | 20歳以上65歳以下で、本人に安定した収入がある人 |
| 資金使途 | 他の貸金業者からの借入の返済に限る |
| まとめられる借入 | 消費者金融・クレジットカード会社からの借入(銀行カードローン、ショッピングリボ、住宅ローンは対象外) |
| 担保・保証人 | 不要 |
プロミスのおまとめローンは、なぜ年収の3分の1を超えていても借りられる?
プロミスのおまとめローンは、貸金業法の「例外貸付け」にあたるため、年収の3分の1を超える借入がある人でも申し込めます。プロミスは公式コラムで「プロミスのおまとめローンは専用ローンで例外貸付にあたり、総量規制の対象外です」と説明しています(プロミス公式「他社借入とは?」)。
例外になる条件は貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2に定められていて、まとめる借入がすべて貸金業者からの借入であること、新しい金利がまとめる前の金利(複数あれば残高で加重平均した金利)を上回らないこと、約定どおり返すと残高が段階的に減っていくことなどが条件で、月々の返済額や担保・保証についての条件もあります。
銀行カードローンがまとめられないのは、この条件で対象が貸金業者からの借入に限られているためです(日本貸金業協会「総量規制が適用されない場合について」)。
プロミスのおまとめローンで金利は下がる?
まとめた後の借入額が10万円以上100万円未満なら上限は年18%、100万円以上なら年15%で、借入額が大きいほど法律上の上限金利は下がります(利息制限法第1条)。
50万円・30万円・20万円の3社の借入を100万円の1本にまとめると、上限が年18%から年15%の区分に変わります。実際に適用される金利はプロミスの審査で決まります。
プロミスのおまとめローンの審査は厳しい?審査時間と落ちる主な理由
プロミスはおまとめローンの審査基準を公開していませんが、公式コラムでは「おまとめローンは一般的に審査が厳しいといわれています」と書かれていて、確認する項目として返済能力、現在の借入状況・件数、信用情報、勤務先や勤続年数などの属性、債務整理の有無を挙げています(プロミス公式「おまとめローンの審査はゆるい?」)。
債務整理相談ナビの調査では、カードローンの借り換え経験者504人のうち60.6%が借り換えの審査を「とても大変だった(18.1%)」「やや大変だった(42.5%)」と答えています(カードローンの借り換え実態調査・2025年4〜5月調査)。
プロミスのおまとめローンの審査時間はどれくらい?
プロミスはおまとめローンの審査時間を公式に示していません。公式コラムでは、おまとめローン一般について、申し込みに本人確認書類と収入証明書類が必要で「審査には数日かかる場合があります」と説明しています。
申し込みでは、まとめる借入の借入額や借入利率も伝える必要があります(プロミス公式「借入をまとめる『おまとめローン』とは?」)。
プロミスのおまとめローンの審査に落ちる主な理由は?
プロミスの公式コラムは、おまとめローンの審査に落ちる理由として次の4つを挙げています(プロミス公式「おまとめローンの審査はゆるい?」)。
- 借入残高が返済能力を上回っている:おまとめローンは総量規制の例外でも、収入に比べて残高が大きすぎると通らない
- 安定した収入がない:継続的で安定した収入がないと判断されると通るのは難しい
- 債務整理や滞納の履歴がある:債務整理や数か月の延滞が信用情報に残っている
- 他社の借入件数が多すぎる:件数が多いとカードローンと同じく不利になる
プロミスのおまとめローンの審査の前に何をしておけばいい?
プロミスの公式コラムは、審査に通るためのポイントとして、複数のおまとめローンに同時に申し込まない、借入残高を正しく申告する、申し込み前に借入件数を減らす、申し込み中も返済を延滞しない、現在利用中の金融機関に申し込む、の5つを挙げています(プロミス公式「おまとめローンの審査はゆるい?)。
ローンに申し込んだ記録は、信用情報機関のCICに照会日から6か月間残ります(CIC「保有期間」)。短い期間に何社も申し込むと、その記録が審査する側に見えます。
プロミスのおまとめローンに在籍確認の電話はある?
プロミスは、原則として勤務先への電話による在籍確認を行っていません。公式コラムには「申込者の98%が勤務先への電話連絡以外の方法で在籍確認を完了しております」とあり、電話が必要になった場合も「申込者の同意なく電話をかけることはありません」と書かれています(プロミス公式「プロミスなどのカードローンは会社に在籍確認の電話なし?」)。
この説明はプロミスのカードローン全般についてのもので、おまとめローンだけの在籍確認の方針は公式サイトに書かれていません。勤務先への電話が心配な人は、申し込みのときにプロミスへ確認してください。
プロミスのおまとめローンの後に他社で借りると契約違反になる?
おまとめローンの後に他社から借りることを禁じる法律はなく、プロミスが公開している「プロミスカード会員規約」にも他社からの借入を禁止する条文は見当たりません(プロミスカード会員規約・2026年5月版)。
ただし、注意点が2つあります。1つは、借入の合計が年収の3分の1を超えていると、他の消費者金融などから借りられないこと。もう1つは、契約の内容によっては、残りを一括で返すよう求められる場合があることです。
おまとめローンの契約のときに受け取った契約書で確認してください。どんなときに一括返済を求められるかの決まりがあれば、契約書に書くことが法律で義務づけられています(貸金業法第17条第1項、貸金業法施行規則第13条第1項第1号ヌ)。
おまとめローンの後、他社から借りられなくなるのはどんなとき?
おまとめローンの借入額は総量規制の借入残高に数えられるため、貸金業者からの借入の合計が年収の3分の1を超えている間は、他の貸金業者から新たに借りられません。
日本貸金業協会は、例外貸付けについて「借入額が借入残高に算入されますので」、残高が基準を超えるとその後は除外・例外の貸付け以外は借りられないと説明しています(日本貸金業協会「総量規制が適用されない場合について」)。
年収300万円の人なら、貸金業者から借りられるのは合計100万円までです(金融庁「貸金業法Q&A」)。おまとめローンの残高が120万円あれば、残高が100万円を下回るまで消費者金融やクレジットカードのキャッシングで新たに借りることはできません。銀行の貸付けは総量規制の対象外です(同Q&A)。
プロミスのおまとめローンで一括請求されるのはどんなとき?
プロミスカード会員規約では、第24条で、債務の全額を一度に支払う義務が生じる場合(期限の利益の喪失)を2つに分けて定めています(プロミスカード会員規約・2026年5月版)。おまとめローンに同じ定めがあるかは、契約書面で確認してください。
| 区分 | 主な事由(第24条) |
|---|---|
| 通知や催告がなくても全額の支払い義務が生じる(第1項) | 支払停止、強制執行の申立て、破産・民事再生手続開始等の申立て、所在不明、プロミスへの債務を1つでも期限に払わなかったとき、書面の虚偽記載や収入・支出の虚偽申告 など |
| プロミスの請求で全額の支払い義務が生じる(第2項) | 届出事項の変更を届け出なかった場合やカードの取扱いの違反が重大なとき、信用状態が悪化しプロミスが債権を保全するために必要と認めたとき |
他社から借りたことだけで、この表のどれかに当たるとは規約に書かれていません。プロミスへの返済が期限に遅れた、申込時に借入額を偽っていた、といった事実があると第1項の事由に当たり、他社の借入が増えたことで信用状態が悪化したとプロミスが判断すれば、第2項第2号でプロミスの請求により全額の支払いを求められる場合があります。
おまとめローンの後、プロミスから追加で借りられる?
プロミスのおまとめローンで追加の借入ができるかは、プロミス公式サイトに書かれていません。
プロミスは公式コラムで、おまとめローンを「借入残高を段階的に減少させるための借換え」に当たると説明しており、例外貸付けの条件には約定どおりの返済で残高が段階的に減っていくことが含まれます(プロミス公式「プロミス等のカードローンで総量規制以上を借りれる?」、貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2)。
追加の借入を考える前に、借入が必要になった理由を見直し、返済が苦しいなら債務整理シミュレーターで合う手続きを確認してください。
プロミスのおまとめローンで一括請求されたらどうする?
残りの全額を一度に返せない場合は、放置せずに弁護士か司法書士に相談し、任意整理・個人再生・自己破産のどれが合うかを決めます。
弁護士・司法書士から依頼を受けた旨の書面の通知があった後、本人が直接請求しないよう求めたのに、貸金業者が正当な理由なく電話や訪問で返済を求め続けることは禁止されています(貸金業法第21条第1項第9号)。
- 任意整理:弁護士・司法書士がプロミスと交渉し、将来の利息をなくして残りを分割で返す手続き。相談から和解まで2〜4か月程度、和解後の返済は3年程度(36回払い)が目安です(金融庁・消費者庁「多重債務者相談の手引き」・2011年8月)。詳しくは任意整理とは?で解説しています
- 個人再生:裁判所を通じて借金を法律の基準額まで減らし、原則3年(特別な事情があれば最長5年)で返す手続き。小規模個人再生では、借金が500万円を超え1,500万円以下なら返す額が5分の1まで減る場合があります(民事再生法第229条第2項・第231条第2項)。詳しくは個人再生とは?で解説しています
- 自己破産:裁判所に返済できないことを認めてもらい、借金の支払い義務を免除してもらう手続き。詳しくは自己破産とは?で解説しています
自分の借金額と月々払える額から、どの手続きが合いそうかは債務整理シミュレーターで確認できます。一括請求を受けたときに優先して考えることは、借金が返せないときの対処法10選にまとめています。
プロミスのおまとめローンで返済は楽になる?公式の計算例と経験者の声
プロミスのおまとめローンで月々の返済が軽くなるかは、まとめた後の金利と返済期間の組み合わせで決まり、金利が下がっても返済額が上がる場合があります。
プロミスの公式コラムでは、A社(金利18.0%で50万円)、B社(18.0%で30万円)、C社(15.0%で20万円)の3社で月3万〜4万円程度の返済を、100万円・金利15.0%にまとめると、月の最低返済額が2万6,000〜3万円程度になる例を示しています(プロミス公式「借金返済のコツとは?」)。
| 項目 | まとめる前(3社) | まとめた後 |
|---|---|---|
| 借入 | A社50万円(18.0%)、B社30万円(18.0%)、C社20万円(15.0%) | 100万円(15.0%) |
| 月の返済額 | 3万〜4万円程度(3社合計) | 2万6,000〜3万円程度 |
債務整理相談ナビの調査では、カードローンの借り換え経験者504人のうち、45.6%が「金利も毎月の返済額も下がった」、33.5%が「金利は下がったが毎月の返済額は変わらなかった」、10.9%が「金利は下がったが毎月の返済額は上がった」と答えました。
借り換えてよかった理由は「金利や毎月の返済額が下がった(42.1%)」「複数の借入を一本化できて管理がシンプルになった(34.1%)」が上位です(カードローンの借り換え実態調査・2025年4〜5月調査)。
月々の返済額が下がっても、返済期間が延びると完済までに払う利息の総額は増えることがあります。申し込む前に、まとめる前とまとめた後で「完済までに払う総額」を比べてください。
プロミスのおまとめローンの審査に落ちたら次はどうする?
審査に落ちた理由が借入額の大きさや延滞なら、別のローンを探す前に、今の収入で返し切れるかを確かめます。
プロミスの公式コラムが挙げる落ちる理由は、借入残高が返済能力を上回っていること、安定した収入がないこと、債務整理や滞納の履歴、借入件数の多さで、どれも新しい借入では解決しません(プロミス公式「おまとめローンの審査はゆるい?」)。
- 今の借入を返し切れるかを確かめる:債務整理シミュレーターで、借金額と月々払える額から合う手続きの目安を確認する
- 申し込みの記録が消えるまで待つ:申し込みの記録はCICに照会日から6か月間残る(CIC「保有期間」)
- 公的な貸付けを確認する:社会福祉協議会の生活福祉資金貸付などは国や市役所からお金を借りる方法で整理している
- 他社のおまとめローンと比べる:おまとめローン全般の仕組みはおまとめローンとは?、アイフルの商品はアイフルのおまとめローンで解説している
債務整理相談ナビが債務整理の経験者100人に行った調査では、69%が「もっと早く相談すればよかった」と答え、決断のきっかけは「毎月の返済が給料や収入を超えていた(45%)」が最多でした(債務整理経験者100人のきっかけ・家族への影響調査・2026年6月調査)。
おまとめローンと債務整理はどう使い分ける?
おまとめローンは金利を下げて借入を1本にする方法で、借金の元本は減りません。延滞している、一括請求を受けた、おまとめローンの返済のために別の借入をしている、という場合は、債務整理を弁護士か司法書士に相談してください。手続きを選ぶ目安として、金融庁・消費者庁の手引きは「借金総額÷月々の返済可能額」が36(3年分)以下かどうかを、任意整理や特定調停を検討する目安の一つにしています(金融庁・消費者庁「多重債務者相談の手引き」29ページ・2011年8月)。
| 項目 | おまとめローン | 任意整理 | 個人再生 | 自己破産 |
|---|---|---|---|---|
| 借金の元本 | 減らない(1本にまとめるだけ) | 原則減らない(将来の利息をなくす交渉) | 法律の基準額まで減る | 支払い義務が免除される |
| 返済期間 | 契約による | 和解後3年程度(36回払い) | 原則3年(最長5年) | 返済なし |
| 弁護士費用の目安 | かからない | 1社あたり4〜10万円程度 | 27.5万〜55万円程度(住宅ローン特則ありは33万〜55万円程度) | 同時廃止22万〜33万円程度、少額管財33万〜44万円程度 |
| 裁判所費用 | かからない | かからない | 別にかかる | 別にかかる |
| 信用情報 | 通常の契約として登録される | 事故情報が登録される | 事故情報が登録される | 事故情報が登録される |
弁護士費用は債務整理の費用はいくら?の相場で、個人再生と自己破産は裁判所費用が別にかかります。事故情報が消えるまでの期間は債務整理後のブラックリスト期間で、4つの手続きの違いは債務整理の種類比較で解説しています。
債務整理相談ナビが自己破産の経験者100人に行った調査では、81%が自己破産に至った借入先に「消費者金融(アコム・プロミス等)」を挙げ、借入が複数社になった理由は「返済のために借り入れを繰り返した(43%)」が最多でした(自己破産経験者100人の借入先調査・2026年6月調査)。おまとめローンの返済のために別の借入を始めたら、弁護士か司法書士に相談してください。
相談先を選ぶときは、債務整理の経験者1,024人が最も重視した「解決能力・経験値(35.8%)」と「トータル費用(32.0%)」を比べてください(債務整理相談ナビ白書2026・2023年7月調査)。費用と実績で比べた事務所は債務整理おすすめ事務所の比較にまとめています。
