【2026年版】デポジット型クレジットカード一覧とおすすめ|審査落ちの理由、VISA・アメックスはある?

執筆:大泉 聡(弁護士・司法書士に取材)

デポジット型クレジットカードは、預けた保証金(デポジット)と同じ額が利用枠になるクレジットカードで、申し込み時の審査はあります。2026年9月時点で申し込める主なカードは5社・5種類で、国際ブランドはMastercardとJCBです。

一覧の年会費・利用枠・ETCの可否は、債務整理相談ナビ編集部が2026年9月25日に各社の公式サイトで確認した内容です。

記事後半では、債務整理をした人や延滞歴がある人が申し込むときの注意点を、債務整理相談ナビの経験者調査の結果とあわせて説明します。

目次

デポジット型クレジットカードとは?

デポジット型クレジットカードは、保証金を先に預け、その金額を上限に後払いで使うクレジットカードです。保証金から代金が引かれるのではなく、利用分は通常のクレジットカードと同じく、後日登録口座から引き落とされます。

基本の流れは次のとおりです。

  1. 申し込み
  2. 入会審査
  3. 審査通過後に保証金を預ける
  4. カードが届き、保証金と同額の利用枠で使える
  5. 利用分は毎月、登録口座から引き落とし
  6. 解約後、未払いがなければ保証金が返還される

保証金は「支払いに使うお金」ではなく「担保」です。ライフカード・Nexus Card・モデルクレジット・ニッセンレンエスコート・ラグジュアリーカードの5社は、いずれも公式サイトで保証金を毎月の支払いに使えないと明記しています。

支払いが一定期間確認できなかった場合に、保証金が未払い分に充てられる仕組みです。

プリペイドカードやデビットカードとの違いは次のとおりです。

種類支払いのタイミング利用できる上限審査
デポジット型クレジットカード後払い(毎月引き落とし)預けた保証金と同額あり
デビットカード即時(口座から引き落とし)口座残高原則なし
プリペイドカード前払い(チャージ)チャージ残高原則なし

デポジット型クレジットカード一覧【2026年9月時点】

2026年9月時点で申し込める主なデポジット型クレジットカードは、次の5種類です。年会費を抑えたいならNexus Cardとmodecca デポカード(いずれも年会費1,375円)、

ETCカードが必要ならデポジット型ライフカード(利用枠10万円以上)・Nexus Card・ニッセンレンJCBカード デポジットが候補でジットが候補です。

カード(発行会社)国際ブランド年会費(税込)発行手数料(税込)利用枠(=保証金)ETCカード
デポジット型ライフカード(ライフカード)Mastercard5,500円(スタンダード:3万・5万・10万円)/11,000円(ゴールド:10万〜90万円)/22,000円(ゴールド:100万〜190万円)なし3万〜190万円利用枠10万円以上で可
Nexus Card(Nexus Card)Mastercard1,375円1,100円5万〜200万円保証金10万円以上で可
modecca デポカード(モデルクレジット)JCB1,375円1,100円3万〜300万円不可
ニッセンレンJCBカード デポジット(ニッセンレンエスコート)JCB3,300円なし10万円・20万円・30万円可(1枚目無料)
ラグジュアリーカード デポジット型(ラグジュアリーカード)Mastercard55,000円/110,000円/220,000円(券種による)なし30万〜9,900万円(10万円単位)可

5種類すべてショッピング専用で、キャッシング(現金の借り入れ)はできません。キャッシングとカードローンの違いはキャッシングとカードローンの違いで説明しています。

保証金の預け方と返還時期は、カードによって違います。

カード保証金の預け方解約後の保証金返還
デポジット型ライフカードカード受け取り時に代金引換(現金。初年度年会費と一緒に支払う)解約後約2か月後
Nexus Cardカード受け取り後、指定口座へ振込脱会を電話で申し出たあと、新しい利用がないことを確認してから返金(最短約2か月後の月末)
modecca デポカードコンビニ払い、またはインターネットバンキング翌々月まで利用残高がないことを確認してから返金
ニッセンレンJCBカード デポジット指定口座へ振込解約日から約3〜4か月後
ラグジュアリーカード デポジット型指定口座へ振込退会後、残高がないことを確認してから(約2か月後)

以前掲載していたSBS Premium Card(DP)は、スマートビリングサービスが2020年9月30日で新規申し込みの受付を終了しています。

出典(各社公式サイト)

デポジット型クレジットカードのおすすめは?目的別の選び方

おすすめは使う目的で変わります。最初に必要な機能(ETC・JCB・利用枠)を決め、次に「保証金+年会費+発行手数料」の合計で比べると、1枚に絞れます。

  • 年会費を抑えたい:Nexus Card、modecca デポカード(年会費1,375円、発行手数料1,100円)
  • ETCカードも持ちたい:デポジット型ライフカード(利用枠10万円のコース)、Nexus Card(保証金10万円以上)、ニッセンレンJCBカード デポジット。modecca デポカードはETCカードを発行していません
  • JCBで作りたい:modecca デポカード、ニッセンレンJCBカード デポジット
  • 少ない保証金で始めたい:デポジット型ライフカード、modecca デポカード(どちらも3万円から)
  • あとから利用枠を増やしたい:Nexus Card・modecca デポカード(どちらも1万円単位で増額可)、ニッセンレンJCBカード デポジット(増額可・減額不可)。ラグジュアリーカードは申し込み後に利用枠を変更できません
  • 高額の決済に使いたい・法人で使いたい:ラグジュアリーカード デポジット型(最大9,900万円、法人決済用カードも選べる)

初年度に用意するお金の例として、デポジット型ライフカードの利用枠10万円コースは、保証金10万円と年会費5,500円の合計105,500円を、カード受け取り時に現金で支払います(ライフカード公式サイトの支払額例)。

デポジット型クレジットカードは審査なし?審査落ちする理由は?

デポジット型クレジットカードにも入会審査があり、審査落ちもあります。ライフカード・Nexus Card・モデルクレジット・ニッセンレンエスコート・ラグジュアリーカードは、いずれも公式サイトで申し込み後の審査を案内しています。

審査がある理由は、保証金で利用枠は保全されても、発行会社は本人確認と支払い能力の確認を行うからです。各社とも審査基準は公表していませんが、公式サイトに書かれている申込条件から、審査落ちの主な理由は次の3つに分けられます。

  • 申込条件を満たしていない:年齢(ライフカードは18歳以上、ニッセンレンは18歳以上75歳未満で高校生不可)、国内居住、電話連絡が取れることなど
  • 本人確認ができない:入力内容の誤り、本人確認書類の不備、確認の電話に出られない
  • 発行会社の基準に合わない:審査結果の理由は開示されない

ニッセンレンJCBカード デポジットは「当社発行カードをお持ちでない方」が申込条件です。同じ発行会社のカードをすでに持っていると申し込めないカードもあるため、申込条件も確認してください。

参考として、モデルクレジットは公式サイトでmodecca デポカードの審査通過率を約92%と公表しています(2026年9月25日確認)。裏を返すと、デポジット型でも約1割は審査に通っていません。

債務整理した人やブラックでもデポジット型クレジットカードは作れる?

債務整理をした人や延滞歴がある人でも、デポジット型クレジットカードを作れる可能性はあります。ただし、作れると保証するカードはありません。

ライフカードは「過去に延滞がある方」、モデルクレジットは「過去に延滞があった方」「過去の返済履歴に自信がない方」、ニッセンレンエスコートは「過去に支払いが遅れてしまった方」「信用情報が気になる方」を、それぞれ公式サイトで対象として挙げています。どの会社も「過去の」延滞を挙げており、現在延滞している人や債務整理の手続き中の人の扱いは公表していません。

債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録され、一定期間は一般的なクレジットカードの審査に通りにくくなります。登録される期間と確認方法は債務整理のブラックリストはいつからいつまで?にまとめています。手続きの種類ごとのクレジットカード事情は、次の記事で説明しています。

債務整理相談ナビが2026年5月に自己破産経験者102人に行った調査では、「自己破産後、生活で最も変化したこと」の2位が「クレジットカードが使えなくなった(27.5%)」でした。1位は「精神的に楽になった(53.9%)」です(自己破産「もっと早くすればよかった」が94%|経験者102人の後悔・満足度調査)。任意整理経験者100人の調査でも、後悔していると答えた63人のうち15.9%が理由に「クレジットカードが使えず困った」を挙げています(任意整理「後悔した」が63%|経験者100人の後悔・満足度調査)。

債務整理後にカードが使えない不便は実際にあり、デポジット型はその期間にネット決済や公共料金の支払いを後払いで続ける手段になります。利用枠を保証金の範囲に固定できるので、使いすぎを防ぐ目的でも使えます。

支払いが苦しいときにデポジット型クレジットカードを作るべき?

返済や生活費の支払いが苦しくてカードを探しているなら、デポジット型クレジットカードは解決になりません。6種類すべてキャッシングができず、預けた保証金も毎月の支払いに使えないため、手元の現金が保証金の分だけ減ります。

次のどれかに当てはまる場合、足りないのはカードではなく、毎月の返済額を下げる方法です。

  • 返済のために別のカードやローンを使っている
  • カードの引き落としに間に合わず、延滞が続いている
  • 毎月の返済額が、生活費を払ったあとの手取りを超えている

債務整理相談ナビが2025年7月に債務整理の経験者503人に行った調査では、45.3%が「1か月の返済額が生活費を超えた」タイミングで手続きを決めていました。同じ調査で、債務整理を扱う弁護士・司法書士501人のうち48.1%が、「もっと早く相談してくれていれば」と思ったケースに「自己破産しか選べなくなっていた」を挙げています(債務整理の「認識の差」1000人調査)。

借金の総額や月々の返済額を入力すると、任意整理・個人再生・自己破産のどれが検討候補になるかの目安を無料で確認できます。→債務整理シミュレーターで返済額の目安を確認する

債務整理の4つの手続きの違いは債務整理とはで説明しています。

VISAのデポジット型クレジットカードはある?

2026年9月時点で、今回確認したデポジット型クレジットカード6種類に、VISAブランドのカードはありません。VISAの加盟店で使いたい場合の選び方は次のとおりです。

  • 審査なしでVISAを使いたい:VISAデビットカード(銀行口座から即時引き落とし)、VISAプリペイドカード(チャージ式)
  • 後払いが必要:Mastercardのデポジット型(デポジット型ライフカード、Nexus Card、ラグジュアリーカード)。先に使いたい店やサービスが対応しているブランドを確認してください

アメックスのデポジット型クレジットカードはある?

2026年9月時点で、今回確認したデポジット型クレジットカード6種類に、アメックス(American Express)ブランドのカードはありません。

アメックスのステータスや特典を目的にしている場合、デポジット型で近い選択肢はラグジュアリーカード デポジット型です。Mastercardの最上位ランクを採用しており、コンシェルジュや優待は通常のラグジュアリーカードと同じものを使えます。ただし年会費は55,000円からで、保証金も30万円からです。

後払い機能が目的なら、Mastercard・JCBのデポジット型を選ぶか、デビットカード・プリペイドカードに切り替えるほうが早く手に入ります。

デポジット型クレジットカードの申し込みから利用開始までの流れは?

申し込みから利用開始までは、多くのカードが「申し込み→審査→保証金の支払い→カード受け取り」の順で、カードが届くまでの目安は1〜2週間です。Nexus Cardは、カードを受け取ったあとに保証金を振り込む順番です。

  1. 公式サイトから申し込む:本人確認書類をアップロードする
  2. 審査を受ける:携帯電話に確認の連絡が来ることがある
  3. 保証金を支払う:振込・コンビニ払い・代金引換など、方法はカードごとに違う
  4. カードを受け取る:本人限定受取郵便などで届く
  5. 支払口座を設定して使い始める

届くまでの日数は、デポジット型ライフカードが最短6営業日で発行、modecca デポカードが保証金の振り込み後1週間から10日程度、ニッセンレンJCBカード デポジットが保証金の入金から通常5〜10日程度です(各社公式サイト)。デポジット型ライフカードは受け取りと同時に保証金と年会費を現金で払うため、受け取り日に現金を用意しておく必要があります。

よくある質問

年会費無料のデポジット型クレジットカードはある?

2026年9月時点で、今回確認した5種類に年会費無料のカードはありません。最も安いのはNexus Cardとmodecca デポカードの年会費1,375円です。年会費をかけたくない場合は、デビットカードかプリペイドカードが選択肢です。

保証金(デポジット)は戻ってくる?

未払いの利用代金がなければ、解約後に戻ってきます。戻るまでの期間はデポジット型ライフカードとラグジュアリーカードが約2か月、Nexus Cardが最短約2か月後の月末、ニッセンレンJCBカード デポジットが約3〜4か月です。

振込手数料を利用者の負担としているカードもあります。

デポジット型クレジットカードでクレヒス(クレジットヒストリー)は作れる?

作れます。信用情報機関のCICは、加盟するカード会社がカードの利用代金の支払状況などを毎月登録し、その記録で信用情報が作られていくと説明しています(信用情報早わかり!(CIC))。

デポジット型も通常のクレジットカード契約なので、毎月遅れずに払えば支払いの実績が積み上がります。どの信用情報機関に登録されるかは、申し込み時の規約で確認できます。ただし、過去の延滞や債務整理の事故情報が早く消えるわけではありません。

デポジット型クレジットカードで分割払いやリボ払いはできる?

modecca デポカード、ニッセンレンJCBカード デポジット、Nexus Card(3回〜24回)は、分割払い・リボ払いに対応しています。

ラグジュアリーカード デポジット型は、審査で割賦の利用枠が通知された場合のみ分割払い・リボ払いを使えます。分割払い・リボ払いには手数料がかかります。

法人・個人事業主でもデポジット型クレジットカードは作れる?

作れます。ラグジュアリーカード デポジット型は法人決済用カードでも選べます。modecca デポカードとニッセンレンJCBカード デポジットは、公式サイトでフリーランスや個人事業主を対象に挙げています。

カードの支払いが遅れそうなときはどうする?

引き落とし日の前に、カード会社のお客様窓口に連絡してください。延滞が続くと信用情報に延滞の記録が登録されます。

どのくらいの延滞で登録されるかはクレジットカードを残高不足で滞納するとどうなる?で説明しています。支払いの遅れが1回で終わらない場合は、弁護士・司法書士への相談も検討してください。→債務整理の相談先をおすすめ順で比較する

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