
デポジット型クレジットカードは、保証金(デポジット)を預けることで利用できるクレジットカードです。
「審査なしで作れる?」「ブラックでも持てる?」「VISAやアメックスはある?」など、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、デポジット型クレジットカードの仕組みや審査の実態、主要カードの一覧、選び方のポイントまでわかりやすく解説します。
クレジットカードの審査に不安がある方や、確実にカードを持ちたい方はぜひ参考にしてください。
結論:デポジット型は「保証金=限度額」のクレジットカード。審査なしではない
デポジット型クレジットカードは、事前に預ける保証金(デポジット)と同額が利用枠(限度額)になるタイプのクレジットカードです。
「審査なし」と言われることがありますが、実際は審査がある商品が一般的です。
ただし、保証金を預ける仕組みのため、一般のクレジットカードより条件がシンプルなケースがあり、審査に不安がある人の選択肢になり得ます。
このページでは、代表的なカードの一覧、審査落ちの理由、VISA・アメックスを希望する場合の現実的な代替案まで、1ページで整理します。
デポジット型クレジットカードとは?仕組みを1分で理解

保証金は「支払いに充てるお金」ではなく「担保(保全)」として預ける
デポジット型は「先にお金を入れて、その分だけ使う」点が特徴ですが、プリペイドのように使うたび残高が減る仕組みとは違います。
基本の流れは次のとおりです。
- 申込 → 審査
- 審査通過後に保証金を預ける
- 保証金と同額が利用枠になる
- 利用分は後日、登録口座から引き落とし(=後払い)
- 退会時、未払いがなければ保証金は返還されるのが一般的
つまり「保証金=限度額」だけど、「保証金=利用代金」ではありません。延滞などがあると、保証金が精算に充当される場合があります。
メリット:デポジット型が向いている人
審査に不安がある人・使いすぎが怖い人・利用枠を自分で決めたい人に向く
主なメリットは次の3つです。
- 審査に不安がある人の現実的な選択肢になりやすい
- 後払い(クレジットカード)としてネット決済や店頭決済ができる
- 利用枠を保証金で自分で決められるため、使いすぎを抑えやすい
「クレジットカードを持ちたい理由」が、ネットの支払い・サブスク・出張精算など“後払い機能”にある人ほど相性が良いです。
デメリット:申し込む前に必ず知っておくこと
初期費用(保証金+年会費など)が重い。キャッシング不可が多い
デポジット型の注意点は、ほぼこの4つに集約されます。
- 保証金が必要(生活防衛資金を削ってまで作るのは本末転倒)
- 年会費がかかるカードが多い(年会費無料のデポジット型はレア)
- キャッシングは基本的に不可※(ショッピング専用が多い)
- 分割・リボ・ETCなどはカードにより差が大きい(要確認)
「とにかく年会費無料がいい」「現金が必要」「保証金を用意できない」なら、デポジット型よりデビット・プリペイドのほうが現実的です(後述)。
※なお、ここでいうキャッシングは「クレジットカードの借入枠」のことです(ショッピング枠とは別物):キャッシングとカードローンの違い
【2026年版】デポジット型クレジットカード一覧(主要どころ)
主流はMastercardとJCB。まずは“ブランド”と“年会費”で候補を絞る
代表的なカードを、比較しやすい項目だけに絞って一覧化します(条件・手数料は改定されるため、申込前に必ず公式で確認してください)。
| カード(発行元) | 国際ブランド | 年会費(税込)目安 | 発行手数料(税込) | 利用枠(保証金と同額)目安 | 特徴の方向性 |
|---|---|---|---|---|---|
| デポジット型ライフカード(ライフカード) | Mastercard | 5,500円 | 0円 | 3万/5万/10万円 | 低枠で始めたい人向け。コースによりETC可否が分かれる |
| デポジット型ライフカードゴールド(ライフカード) | Mastercard | 11,000円 / 22,000円 | 0円 | 10万〜190万円(コース制) | 枠を大きくしたい人向け。付帯特典重視 |
| Nexus Card(Nexus Card) | Mastercard | 1,375円 | 1,100円 | 5万〜200万円 | 年会費を抑えたい人の定番候補 |
| modecca デポカード(モデルクレジット) | JCB | 1,375円 | 1,100円 | 3万〜300万円 | JCBで作りたい人向け(分割など機能も幅広い傾向) |
| ニッセンレンJCBカード デポジット(ニッセンレンエスコート) | JCB | 3,300円 | 要確認 | 10万/20万/30万円 | JCBのデポジット型。選べる枠が明快 |
| ラグジュアリーカード(デポジット型) | Mastercard | 高額帯 | 要確認 | 30万〜最大9,900万円 | 高額決済・特典重視の富裕層向け |
補足:SBS Premium Cardは、スマートビリングサービス側で「新規申込受付終了」の告知が出ています。
出典(公式サイト)
・デポジット型ライフカード(ライフカード)
・デポジット型ライフカードゴールド(ライフカード)
・Nexus Card(Nexus Card)
・modecca デポカード(モデルクレジット)
・ニッセンレンJCBカード デポジット(ニッセンレンエスコート)
・ラグジュアリーカード(デポジット型)
補足(SBS Premium Card)
・提携クレジットカードの新規申込受付終了について(スマートビリングサービス)
審査なし?審査落ちはある?

審査はある。落ちる理由は「条件不一致」か「確認が取れない」ケースが多い
デポジット型でも、申込時に審査(入会審査)があるのが一般的です。
「審査なし」と誤解されやすい理由は、保証金がある分、一般カードより“与信審査の見られ方が違う(または軽い)”と言われやすい点にあります。
とはいえ、審査落ちが起きる典型は次のとおりです。
- 申込条件(年齢、居住、連絡手段、収入条件など)を満たしていない
- 本人確認が通らない(入力不備、書類不備、連絡が取れない等)
- 発行会社の基準で不可と判断される(理由は開示されないことが多い)
「ブラックでも必ず通る」カードではありません。期待値を上げすぎないのが安全です。
クレジットカードの滞納が信用情報にどう影響するか(いわゆるブラックの条件や期間)は、こちらで整理しています。クレジットカード滞納でブラックになる条件と期間
おすすめの選び方:ランキングではなく“条件別”で決める
おすすめは1枚では決まらない。あなたの目的で最短ルートが変わる
「おすすめ」を求める声は多いですが、デポジット型は“目的別に最適解が変わる”ジャンルです。
年会費をできるだけ抑えたい
- 年会費が安いカードを優先(ただし発行手数料の有無も確認)
- 「保証金+年会費+発行手数料」まで含めて初期費用を計算して比較
ETCカードが必要
- 「ETC発行できるか」「条件(利用枠コース等)」を最初に確認
- 特に低い利用枠だとETCが作れない設計のカードがある
JCBが必要(JCB加盟店で使いたい)
- JCBブランドのデポジット型を優先
利用枠を大きくしたい(10万円以上を安定して使う)
- まず「上限枠」と「増額のしやすさ」を見る
- 途中で枠を上げたいなら、追加保証金で増額できる設計か確認する
法人・個人事業主の経費決済で使いたい
- 「個人カードで経費に使う」か「法人名義で持つ」かで選び方が変わる
- デポジット型“法人”カードは要件が別なので、申し込み対象を必ず確認
デポジット型クレジットカードでVISAはある?アメックスは?
デポジット型はMastercard/JCB中心。VISA・アメックス“指定”だと代替案が本命になる
VISAのデポジット型を探している人へ
現状、一般に流通しているデポジット型はMastercard/JCBが中心です。
「VISAでないと困る」ケース(海外サイト、社内規定、店舗都合など)があるなら、次の順で現実的です。
- まず:VISAデビット(銀行口座直結)
- 次に:VISAプリペイド(審査不要で作れることが多い)
- どうしても後払いが必要:Mastercard/JCBのデポジット型
アメックス(American Express)を探している人へ
「保証金を預けて作る“デポジット型(担保型)”」としてのアメックスは、少なくとも一般的な選択肢としては確認しづらいです。
アメックスは独自の与信・運用が前提のため、“ブランド指定でデポジット型を作る”発想より、別ブランドのデポジット型やデビット・プリペイドに切り替えたほうが早いです。
申し込み〜利用開始までの流れ(失敗しない順序)
「申込→審査→保証金→受取」が基本。保証金の払い方はカードで違う
一般的な流れは次のとおりです。
- 公式サイト等から申し込み(入力ミス防止)
- 審査(電話確認が入ることもある)
- 審査通過後、保証金の支払い(振込、代金引換など方式がある)
- カード受取(本人限定郵便等の場合あり)
- 支払口座設定 → 利用開始
ここで混乱しやすいのが「本人確認」と「保証金の支払い方法」です。“振込が必要なのか、受取時に支払うのか”を申し込み前に把握しておくと、利用開始までが早くなります。
よくある質問
まとめ:デポジット型は「審査不安の救済策」ではなく「仕組みで安心を買うカード」
- デポジット型は「保証金=限度額」のクレジットカード
- 審査なしではない(ただし一般カードより条件がシンプルなことはある)
- 主流はMastercard/JCB。VISA/アメックス指定なら代替案が現実的
- 初期費用(保証金+年会費など)を払って“使いすぎ防止”と“後払い機能”を手に入れる商品

